2022年7月22日

木を切るお父さんはカッコいい

うちの夫が知り合いに頼まれて木を切りに行っています。

仕事が休みの日を利用して行っているのですけど、ちょうどのその日にお天気に恵まれるとは限らず、先々週だったかせっかく2日続けて休みをもらったのに、あいにくの天気となり結局家でテレビを見て過ごしたのでした。

先週末は娘が帰って来て、一緒に木を切りに行きました。

今週の水曜日にも帰って来て、二人で一緒に行きました。

次の休みは明日の土曜日のはずでしたが天気が心配だということで、休みを今日に変えてもらったそうです。今日は快晴の予報なんです。今日は息子が一緒に行くことになっています。

木を切る仕事は、木の周囲に広いスペースがあれば別ですが、庭にある大きな木だと簡単に切り倒すことも枝を落とすことも出来ないので、ロープなどを使って注意深く切って行く必要があり、その都度地面に下ろした枝を片付けなくてはいけませんから、木に登っている夫には地上で手伝ってくれるアシスタントが必要なんだそうですよ。

これまではうちの息子がそのアシスタントをやって来たんですけど、お尻が痛いことを言えずに無理をしていた時期もあるらしくて。

痔の手術から未だに回復中の息子に代わって、娘が手伝いに行っているんです。うちの夫は車の運転ができなくなっていますから運転手も必要ですしね。

しかし、今日は娘は仕事ですから息子が行くそうです。私は犬の世話があるし、体力の問題があって役に立ちそうにないので行きません。

水曜日に木を切る仕事を一日中手伝った後、夕方メルボルンに帰る娘を駅まで送って行く時に、娘が言いました。

「木を切っているお父さんはカッコいいよ!」

「知ってるわよ!木を切っているのもカッコいいし、木の根っこを掘っているのもカッコいいわよ。牧場のフェンスを直したり、家を建てたり、そういうことをしているお父さんはカッコいいわよ!」


「問題はね、ここ10年ほどテレビばっかり見続けていることよ。草は時々切ってくれるけど、それ以外のことは何もしないからね。だから、木を切りに行って生き生きしているお父さんを見るのは、お母さんだって嬉しいのよ!」

これは本心から言ったことです。

うちの夫はね、木を切ったり木の根っこを掘ったりするのが何よりも大好きなんですよ。

誰かに頼まれて木を切る、しかも切るのが簡単ではない大きな木を切る、そして報酬をいただける。これで食べていけるなら、夫はおそらく木を切ることを仕事にしたいだろうと思いますよ。

とにかく、仕事が休みの日に木を切る予定が入っていると人が変わったように生き生きとしています。身体を動かすのは健康にもいいですし、朝から晩までソファに座ってテレビを見ているよりよっぽどマシですよ。

ですからね、夫が新しい木登り道具を買ったり、1,549ドルの新しいチェーンソーを買ったり、木登り用の服や靴や装備を買い揃えても、別にいいんです。

ただね、そういう買ったいろいろな物をちゃんと管理してもらいたいわけですよ。使ったものは片付けてもらいたいのです。要らなくなったものや使えなくなった道具やゴミはちゃんと処分してもらいたいの。

使ったら使いっ放し、出したら出しっ放し、開けたら開けっ放し、電気を点けたら点けっ放し、汚れたら放ったらかし、今後もう絶対に使うことは無いような物を何でもかんでも溜め込む、他人が処分したいものをもらってあげる、そういうことを止めてもらいたいわけです。


私は特に欲しいものはありませんから、夫が自分で稼いだお金を自分が欲しい物を買うのに使っても別にいいんです。

お客さんに座っていただく椅子やソファーはもう諦めていますから、もうどうでもいいです。座っていただく場所がない以上、お客は呼ばないことにしていますから、私は。

もうね、お客様がいらっしゃるたびに事務椅子やスツールをかき集めて来るなんてゴメンなんですよ。

そして、夫が長年ベッド代わりにして昼寝をし、ここ10年くらい毎日そこに座ってテレビを見続けて来たソファーですけど、ボロボロでヨレヨレで、しかも悪臭を放っている。こんなソファーしか無い家に、お客様をお迎えできません。

夫は、私の同意なく人を食事に呼んだりすると大変な目に合うということを経験から学んでいるはずですから、椅子や新しいソファを買わないのなら、誰も食事に呼んだりできないということです。

まったくねえ、自転車の修理用ツールを買うお金があれば椅子が一つ買えましたよ。使っていない自転車用の靴を買うお金があれば、さらにもう一つ椅子が買えました。

チェーンソーは1,549ドルでしたけど、そんなお金があれば、かなり良いソファが買えますよ。

何ヶ月も使うこと無く野ざらし状態のトラック、あれを売れば椅子でもソファーでも新しいダイニングテーブルでも買えるじゃあないですか。我が家のダイニングテーブルは、盲導犬パピーのモリーにかじられて見るも哀れな状態のままなんです。

そもそも椅子が足りなくなったのは、モリーにかじられて壊れたからですよ。

「もうどうでもいいんです」と言いながら、やっぱり不満たらたらです。


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