2022年7月10日

メルティングモーメント

「メルティングモーメント」(Melting Moment)というお菓子があります。「溶ける瞬間」というような名前がついているだけあって、口の中で溶けるような食感のクッキーです。

普通のクッキーには卵を使いますが、このクッキーには卵は使いません。ショートブレッドのように、バターと砂糖と小麦粉が主な材料ですが、溶けるような食感を出すために砂糖は粉砂糖を使い、小麦粉だけでなくコーンスターチ(とうもろこしのデンプン)を加えます。

「メルティングモーメント」のクッキーにはあまり砂糖を加えませんからそんなに甘くないんですけど、2枚のクッキーの間に甘いクリームが挟んであります。

一番人気のある最も一般的な「メルティングモーメント」は、レモンクリームが挟んであるタイプです。簡単に作れるんですよ。

私のレシピで挑戦してみてください。英語のレシピはこちらです。


このクッキーは型抜きしています が、丸めて少し平らにしてからフォークで模様を付けるのが人気です。

レモン味の「メルティングモーメント」はもちろん大変美味しいのですけどね、先日から抹茶の粉が古くなって色が悪くなりかけていたのが気になっていたので、昨日抹茶味の「メルティングモーメント」を作ってみたんです。

抹茶味のクッキーにはやっぱりホワイトチョコのクリームがいいだろうと思いましたけど、ホワイトチョコを溶かしたのを挟むと硬くなりますからね、硬いホワイトチョコはこのクッキーに合わないと思いまして、バターも一緒に混ぜたら真っ黄色になっちゃったのが気に入らなくて、抹茶の粉も混ぜました。

出来たのがこれです。型抜きせずに丸めて平らにしてからフォークで模様を付けました。


この「抹茶味メルティングモーメント」がむちゃくちゃ美味しかったんですよ。早速レシピをウェブサイトに載せました。オリジナルの英語のレシピはこちらです。

作り方を紹介しましょう。このレシピは24個分(クッキー48枚分)です。半分の量で作る方が楽かもしれません。

<材料> *オーストラリアの計量カップは250ml
1.クッキー
バター 250グラム *柔らかくしておく
粉砂糖 1/2カップ(約60グラム)
抹茶 大さじ1
コーンスターチ 1/2カップ
バニラエクストラクト 小さじ1
小麦粉 1&3/4カップ

2.抹茶ホワイトチョコクリーム
ホワイトチョコ 80グラム
バター 80グラム *柔らかくしておく
抹茶 小さじ1

<作り方>
1.オーブンを160度に温めておく。オーブン天板2枚にベーキングペーパーを敷いておく。
2.ボウルにバターを入れて柔らかくしておき、これに小麦粉以外の材料を入れてよく混ぜる。混ざったら小麦粉を加えてよく混ぜ生地にする。必要なら小麦粉を少し足してもいいです。
3.4等分して、それぞれを12個に分けて丸める。合計48個作る。それを少し押しつぶして6ミリくらいの厚さにしてベーキングシートに並べる。フォークで模様を付ける。


4.15分から20分くらい焼く。*注意: 2枚の天板を同時にオーブンに入れる場合は、どうしても下の天板が焼けにくいので、途中で上下を交換して焼くと20分くらいかかります。天板を1枚だけ入れて焼く場合は15分で大丈夫でしょう。
5.焼けたら10分くらい天板上で冷えて固くなるのを待ってからクーラーに移して冷やす。
6.抹茶ホワイトチョコクリームは、ホワイトチョコを電子レンジでチンするか湯煎にするかして柔らかくしたのを柔らかくしたバターに加え、抹茶も加えてよく混ぜる。この段階では柔らか過ぎてクッキーには挟めないので冷蔵庫で少し冷やす。時々混ぜてください。
7.冷えて硬さが出たら、クッキーに小さじ山盛り1杯分くらい乗せてサンドイッチにします。涼しいところに置いておけばクリームは程よい硬さになります。


ぜひ作ってみてください。コーンスターチが手に入らない方は、片栗粉でも作れると思いますよ。

ホントに口の中で「メルティング」ですから。


減量の障害になるので、こういうものは作らないでもらいたいと夫が言うのに作りました。

うちの夫は抹茶味はそんなに好きではないので我慢しやすいだろうと思いましたけど、24個作ったのにもう半分しかありませんよ。

うちの家族は食べ過ぎです。

美味しいものを作るのが悪いと言われたら、私はどうしたらいいのでしょうか。

減量中の人には見えないところに隠すか、すぐには食べられないようにフリーザーで冷凍しておくのは良い方法です。食べたい人は努力してそれを解凍すれば食べられるわけですからね。

最近ケーキを作った時には切り分けてから冷凍していますが、「メルティングモーメント」は冷凍しても大丈夫かな。


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