メルボルンのクリニックまで送って行ったんじゃあないんですよ。
近くの駅まででもないんです。
いつも勤めているツールショップとは別の店舗まで送って行きました。その店舗から歩いて5分のところに駅があるので、メルボルンにはその駅から電車で行くと言いまして。そして良い機会だからその店舗の様子を見に行くと言うので、その店舗まで送って行ったのです。
仕事が休みの日も、頭の中は仕事モードなのでございます。
それはともかく…
さすがに今日はユニフォームは着ていませんでしたが(旅行に行ったドバイでは毎日のようにユニフォームを着ていた)、チェックのフランネルのシャツの上に着ていた黒いフリースが犬の毛だらけだったんです。
現在面倒を見ている義弟家族の愛犬ビシューは、毛が抜けないカヴードルという種類の犬ですが、抜けないと言っても全く抜けないわけではないですからね。
毛だらけでも平気で着ていたわけではなくて、夫にはその毛が見えなかったそうです。見ようと努力すれば見えないことはないのかもしれません。だって携帯でメッセージが読めるんですからね。
しかし、黒いフリースに付いたうす茶色の細い毛というのは、見えないんだそうですよ。
私は粘着クリーナーでキレイにしてあげようと思いました。オーストラリアのスーパーでも手軽に手に入る小型の商品で、着ている服をキレイにするにはとても使いやすいクリーナーなんです。粘着シートが斜めにカットされていて剥がしやすく、ミシン目で切ったりする必要もありません。
ところが、
剥がし始めるべき粘着シートの斜めの先のところが見つからないんですよ。「ここだろう」と思って爪で引っ掻いても剥がれない。「じゃあここか?」と別のところを引っ掻いても剥がれない。
老眼鏡を付けて、明るいライトの下に行って、粘着シートの端っこを探す私。
「歳を取るといろいろチャレンジが増えて楽しいなあ」と夫が言ったので大笑いしました。
実際、歳を取るにつれて苦労することは増えます。痛いところも増えるしね。そういうのを笑い話にするユーモアは、これからとても大事だと思っています。
歳を取ると、考えられないようなハプニングが起きることがあるんですよ。
今朝読んだストーリーは、老人ホームに入っている方の話でした。あるおじいさんが、朝ご飯の時間になっても食堂にやって来ないので、心配になった方が2階にある部屋に様子を見に行ったんですって。
ドアをノックすると中からは元気な声が聞こえ、ちょっと準備に手間取っているだけだからすぐに行くという返事でした。
ところがなかなか降りてこないので、再び様子を見に行くと、階段を降りて来ているところでしたが、明らかに歩き方が普通ではありませんでした。病院に行って診てもらおうという話になりましたが、おじいさんは病院に行く必要は無いと言うので、時間がかかりましたが助けてもらいながら階段を降り、何とか食堂まで行って朝ご飯を食べました。
その後、部屋に戻ろうとしたんですが階段を上がることができなかったため、病院に連れて行ってもらったそうです。
心配していたその方が診察の結果をスタッフにたずねたところ、脚に問題は無かったんですって。おじいさんは、下着のパンツの片方の穴に両足を入れていたから歩けなかっただけでした。
こういうことを老化の悲劇と悲しむんじゃあなくてね、笑い飛ばせるようになりたいもんだと思います。
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