中には対応を誤ると命に関わるような深刻な状態の方もいらっしゃるので、受付担当者は全員が一般的な救急法(First Aid)だけでなくメンタルへルス救急法(Mental Health First Aid)を学んでいるそうです。
この心理クリニックの受付をしているスタッフの多くが、娘も含め心理学の修士課程あるいは博士課程を学んでいる学生だそうですけど、そうした知識がないと務まらない仕事なんですね。
通常カウンセリングは建物内の部屋で行いますが、最近はオンラインでカウンセラーが自宅から行うことも増えているそうです。新型コロナのせいでオンラインで行うサービスが増えましたけど、心理カウンセリングというのは基本的には話をするわけですからね、オンラインで行えるのです。
心理カウンセラーのいないような地域に住んでいる方も、インターネットさえつながればメンタルヘルスの治療が受けられるわけですし、具合が悪くて家から出られない場合もありますから、オンラインでのカウンセリングはより多くの人の役に立つと思います。
うちの娘もパニック障害で家から出られなかった時期がありますし、私自身も外出することに大きなストレスを感じていた時期があります。家から出て知らない場所に行くということが非常に困難な場合があるのですよ。
新型コロナのパンデミックがもたらした社会の変化はいろいろありますが、良い変化もあるわけですね。
一昨日は、ちょっとしたハプニングがあったそうです。
一人のカウンセラーが、自宅からオンラインでカウンセリングを行っていたそうなんですが、カウンセリング中に突然発作を起こしたのです。
それを見た患者さんから連絡をもらったうちの娘は、すぐにオーストラリアの緊急番号「トリプルゼロ(000)」に電話をして、そのカウンセラーの家に救急車を手配したそうです。ちょうどその時に、睡眠クリニックへ行った帰りのうちの夫がクリニックに立ち寄りまして、取り込んでいるからということですぐに帰ったそうですけど。
娘は、私のせいで救急車を呼んだ経験があるから役になったなあと、うちの夫が言いました。
救急車を呼んだり(キッチン転倒顔面強打事故の時)、電話相談サービスの「NURSE ON CALL」に電話をしたり(鼻の動脈が破れて鼻血が止まらなかくなった時)、夜に病院の救急外来に連れて行ったりと、私のお陰でなかなかできない経験をいろいろしていますからね。
どんな経験も役に立ちますよ。
メンタルヘルスについては、自分自身が様々な心の病気で苦労していますから、経験の無い人には分からないレベルの理解ができるんだろうと思いますけど。
23歳とまだ若いんですが、皆さんに頼りにされて、それに応えてしっかり働いているようです。
ボランディア相談員として働くことになったらしい電話相談サービスというのは、「Anxiety Recovery Centre Victoria」という団体が運営している「CARES 4Me」というプログラムだそうです。不安や心配事で悩んでいる方の話を聞いたりアドバイスをしたりする仕事だそうです。
この経験も将来の仕事に役立つと言っています。
このブログで度々話題にしているクラヴ・マガという格闘術のトレーニングに日々励んでいますが、最近ブラジリアン柔術というのとミックスマーシャルアーツという格闘術のトレーニングも始めたそうです。
強くなることにのめり込んでいますよ。すごいですねえ。先日はトレーニング中に頭を強打して脳震盪で病院に運ばれたりもしていますけど。
充実した毎日を送っているようで、お母さんは嬉しいです。
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