2018年12月26日

クリスマスの後に思うこと

「メリークリスマス」というフレーズを誰も口にすることなく、普通の休日として一日が過ぎた我が家でございます。

別にクリスマスをお祝いしたいわけではないんですけど、こうして一つまた一つと、季節の行事に伴うアクティビティーが我が家の暮らしから消えていくことへの虚しさというのを感じます。

日本にいた頃には、避けて通ることはなかった季節の行事の数々。

食べ物にしても、飾り付けにしても、豆まきとか月見とかそうしたアクティビティーをねえ、「面倒くさいけど頑張ってやる」じゃあなくて「楽しむ」自分がいましたけど。

オーストラリアに来てからは、季節感が逆というのもあったし、お料理だと材料が手に入らないというのもあって、そうした日本の行事を楽しむことは無くなって行きました。

子供達が幼かった頃には、節分や雛祭り、端午の節句、七夕、お月見など、やっていたんですけどね。社会にそうしたことを祝う文化がないわけだし、あの子達はオーストラリア人という意識なので、自分達だけで続けていく意義も感じなかったんですよねえ。

さてさて、

クリスマスすら何もしなかった我が家族。せめてお正月には何かしようかなあ。今年の餅つきはどうしようか。お天気はどうなんだろうと思いました。

天気予報によると、元日の気温は30度です。

ダメだ、餅つきをするには暑すぎるし、お雑煮もエアコン付けないと食べられない。

そんなことをブツブツ言っていましたら、娘が言ってくれました。

「おモチはやめよう、お母さん。おモチよりもソーメンがいい!ディッピングソースで食べるやつ!ソバでもいいけど。ニューイヤーズイブはヌードルでしょ!」

ニューイヤーズイブはヌードル!

そうね。

たしかに、これだけは毎年やってきたんだわ。パッタイ(Pad Thai)などという場合もあったけど、大晦日の晩ご飯は必ず麺料理にしてきたんだった。

少なくとも一つは、日本の慣習が残っているようです。


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