2018年12月17日

お母さんに知られてはマズかった

うちの娘のクイーンズランドへの日帰り旅行は、お母さんに知られたくなかった可能性が濃厚です。

とにかく考えが甘い!

これまでの全ての旅行は完全に誰かに頼り切っていた者が、初めて自分一人で旅行を計画し、とりあえず最も近い空港まで行けばなんとかなるという考えでブリズベン空港までの航空券を買ったところから、うちの娘のパニックが始まった模様です。

お友達の21歳の誕生日パーティーが開かれる家は、ブリスベン空港から遥かに遥かに北でして、「サプラーイズ!」という登場を予定しているため、そのお友達に空港まで迎えに来てくれとは頼めない。

頼んだところで来てはくれない。

遠すぎて!

彼女はパーティーの準備で忙しいんだし。

運よく、空港からはそっち方面行きの長距離バスが出ていることを発見し、航空券代プラス長距離バス代の出費となった模様。

ところが、パーティーの後は皆んなで街のバーに繰り出すらしいと分かったものの、娘は翌日の飛行機に間に合うためには、再び長距離バスに乗る必要がある。

しかし、クイーンズランドの田舎の長距離バスは頻繁に走っていない。

ということで、ウーバー(Uber)を使うしか手がない。

ウーバー(Uber)って、要するにタクシーですよ。そんな長距離をタクシー使ったらどれほどの高額運賃となることか。パーティーを早々に退席する必要があるそうで、お友達に会って「サプラーイズ!」となって、お誕生日をお祝いしてプレゼント(娘が自分で描いた絵)を渡して、すぐに帰ってくるわけ。

そしてブリスベン空港まで戻って来ても、翌朝の飛行機の時間までをどこで過ごすか。

娘は、空港のベンチで寝るしかないと覚悟を決めたらしい。

こういう状況で、せめて往路の自宅から空港までは誰かに送ってもらいたいと思った時、頼めるのは、何だかんだ言わずにただ黙って助けてくれる「お父さん」しかいなかったのですよ!

しかし、そのお父さんも、ブリスベン空港のベンチで寝るという娘の計画にはダメ出し!

お父さんがお金を払ってあげるから空港近くのホテルに泊まりなさい!

優しいなあ。

こうして、お父さんは娘にたっぷりの現金をもたせて送り出したようです。

まあね、この日帰り旅行は、クイーンズイランドのブリスベン空港から遠く離れた家まで行って帰るというだけのことですが、とにかく自分一人の力で何とかするしかないという状況に置かれた娘にとっての、ある種の冒険旅行となったようなんです。

こういう旅行をすると人間成長しますからね。人は、失敗から学ぶものですから。

ぜひ無事に帰宅してもらいたいものです。


お帰りの前に1クリックを!



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