メッセージが届いたのは、朝の9時過ぎ。
運ばれた本人からでした。マルンダ病院にいるとのこと。
心臓発作か!
と、一瞬ドキリといたしました。
だってね、夫の両親の家族には心臓発作で亡くなった人が何人もいるし、夫本人もコレステロールの問題があって薬を飲んでいるし、それなのに肉やチーズを好きなだけ食べて体重3桁ですし。
しかし、心臓発作ではなかったのです。
指を切ったのだとか。これから傷を縫ってもらい、レントゲンを撮ってもらって内部の損傷を調べるのだとか。
命に関わるようなケガではなくて良かったのですがね、「まさか電動工具で切ったのじゃあないだろうな」「もしそうなら恥ずかしいぞ」と、電動工具のスペシャリストであるはずの夫の怪我をヘンなふうに心配した私です。
治療と検査が終わり、病院まで迎えに行きました。家に連れて帰るためじゃなくて、仕事場であるツールショップへ連れて行くため。
怪我をした経緯など詳しい話を聞いてみると、怪我の原因は夫のミスだったとも言えるのでした。早朝にやって来たお客さんが購入したある機械のソケット部分を保護するために出荷時に取り付けてあった固いプラスチックの何かを取り除こうとして、本来ならばペンチのような道具を使うべき所を、カッターナイフで切ろうとしたんだそうです。
大変硬かったそうなので、いつもの馬鹿力を入れていたのでしょう。そのプラスチックの何かが切れた瞬間にナイフが動いた。そういう時にナイフが接触するような場所に手を置いてはいけないのですよ。しかし、夫はそういう所に手を置いていたのです。
だから、ナイフが左手の人差し指をグッサリやっちゃった。切れ方としては、ソーセージを切るような感じです。でも指の中には骨がありますので、カッターナイフは人差し指を切断しなかったと、骨のところで止まったということなんです。
指を切ったということで、他のスタッフが店の救急箱から絆創膏を持って来ようとしたらしいですが、白い肉が露出した切断寸前の指を見て、
顔面蒼白失神寸前!
(男達って、こういうのに弱い人多いよね。)
夫が自分の車の中に持っていた特別な救急キットで応急処置をした後、スタッフの一人が病院へ連れて行ってくれたのです。
人差し指をぐるりと半円形に6針縫ったそうです。骨や腱や神経に損傷はないようだとのことでした。骨まで達した深い傷なので、破傷風の予防注射も打ってもらい、抗生剤を処方してもらいました。
治療中の写真やビデオもしっかり撮って来た夫は、ツールショップに戻ってから若きマネージャーのウィル君や他のスタッフに見せましたが、見た目は屈強な彼らもパックリと切れた指の写真や動画には、
オエッ!
と、今度は嘔吐寸前となったそうで。
私もちょっとだけ見ましたけど、思わず「うぇっ!」と声が出ました。見るんじゃなかったです。
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タイトルを見てドキッとしました。
返信削除怪我って、ふとした油断でしてしまうんですよね。
骨が見えるなんて大変な怪我だと思いますが、命に別状が無くて幸いでした。
どうぞお大事に・・・。
ワンニャンスキーさん、ありがとうございます。骨は見えていなかったんですよ、骨じゃなくてですね、白い肉が見えていたんだそうで、「指の肉が白いとは知らなかった」と興奮して話すんですが、あまり詳しいことは聞きたくなかったです。
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