スーパーに着いたのは、朝の9時前。
その時は、まだ駐車場も空いていたし、スーパーの店内ものんびりムードだったんですが、そのうち買い物客がどんどん増えてきました。
毎年のことながら、全てのスーパーが閉まる「グッド・フライデー」と「クリスマス」の前日は、ヨーロッパ系オーストラリア人達の買い物が凄まじいです!
これら、政教分離の真逆を行くキリスト教由来の国民の祝日は、キリスト教徒のみなさんにとっては「家族が集まる日」です。(ほとんどのオーストラリア人は、教会になんか行きません。)
特に子供達家族が孫を連れて実家に集まる場合、お爺さんお婆さん達は、お食事の準備に力が入ります。
「グッド・フライデー」はイエスが処刑された日だから肉を食べないという伝統があるんだそうで、鮮魚コーナーには、生のエビ、調理済みのエビ、殻も剥いてあってすぐ食べられるエビ、豪華なロブスターを始めとする、シーフードが山盛り。
普段なら見かけないほど種類も豊富に取り揃えた各種の魚、頭も尾ヒレも付いた丸ごとの魚もいっぱい置いてあって、ものすごい充実ぶりでした。
さらに、クラッカーやチーズやディップやナッツなどのおつまみ類も山のように積んであって圧倒されます。
お酒も必要ですからね、ワインやシャンペンやビールがケース単位でどんどん売れていきます。
また、日曜日の「イースター(復活祭)」の日は、孫達にエッグハントを楽しませてやるために、チョコレートエッグもたくさん買っておかなければいけません。
巨大なショッピングカートを食べ物でどんどん埋めていく買い物客の皆さん、楽しいイースターになるといいですね。
チョコレートエッグを探すうちの子供達 |
イースターの日には、イースターバニー(うさぎ)というのがやって来て、お家の周りにチョコレートエッグを置いていくのですよ。朝起きてカゴを片手にそれを探すのは子供達の楽しみです。
上の写真は10年前のイースター。義母(子供達の祖母)の家でエッグハントをしたのですが、うちの子供達にとっての最後のエッグハントとなりました。
夫がですね、当時双極性2型でメンタルが不安定だったとはいえ、「あれは親がやっているんであってイースターバニーなどいるわけがない」と子供達に言ってしまい、エッグハントはしなくなったからでした。
まだ小学校の中学年で、イースターバニーを信じていた娘は、大変ショックを受けたのだそうです。息子は薄々気がついていたそうですが。
商業化されてしまっているイースターにもクリスマスにも、否定的な意見を持ち楽しもうとしない夫の影響で、エッグハントも家族が集ってのご馳走も、何にもしなくなってしまった我が家族。
イースター連休は、どこに行っても混んでいるからとお出かけもしないし、なんだか虚しいな。
今年のイースター連休は、仕事が休みになって文字通りの大型連休となることが分かった夫は、どうせどこにも行かずに家にいるんだろうから、少しは家のことをやってくれるのかなあ?Netflix と昼寝で終わっちゃうのかなあ?
「家族が集って美味しいものを食べるくらいのことは、やってもいいじゃないの?」と提案し続けて来たんですがねえ。
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