2016年6月27日

シロウトが決定権を持つと

英国のEU離脱を決める国民投票にしてもしかり、専門知識を持たず正しい判断力のないシロウトが決定権を持つと、時として非常に困った事態に陥ることがありますよねえ。

私が時々やっているウェブサイト制作の仕事もですね、デザインのことなどよく分かっていないクライアントの場合は、大抵私に丸投げしてくれるので楽ではあるんです。おおまかに出来上がったところで意見を聞いて、少々直したら完成ということが多いので。

しかし、デザインのことなどよく分かっていないのに口を出して何事も自分が決めようとするクライアントの場合は、本当に大変ですよ。私だってねえ、まがいなりにもウェブデザイナーである以上、少なくとも恥ずかしくない仕事をしたいんです。

ところが、なかなか難しい場合があったりするのよ。

以前ある知人の会社のロゴを作った時、その人の奥さんがデザインのことにうるさい人だった。フォントはこれを使え、ロゴは自分が作ったこの画像を使えと言い張るのだけれども、とてもそんなものを使ってロゴなど作れない!結局、彼女に従わざるを得なかったのだよなあ、あの時は。今でもアップデートをお手伝いしているのでそのウェブサイトを見る機会がありますが、ページトップに置かれたロゴ ... ああ、見たくない!

現在作っているサイトもですね、考えられないようなリクエストが来たりして困ります。とりあえず彼の希望を尊重したデザインを作り、その期待通りにするとよろしくないことを分からせるために別途デザインを準備して比較させて説得を試みるも、デザインのことなどよく分かっていないんだから、自分の希望通りに作ってもらった酷いデザインを気に入っちゃったりするんだよ。それは困る。

しかし、クライアントはクライアント。お金を払うのは彼らですからね、リクエストを無視するわけにもいかず、苦労は続くのだった。

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