経済的困窮に陥っております我が家ですが、困窮の度合いを知らない息子と娘は良いとしても、相変わらず「困ったよねえ」で終わっているうちの夫はどういうことなんだろ。
収入を増やすために就労時間を増やそうとはしないし、コミュニティー奉仕活動以外はナントTVドラマ視聴と昼寝の日々に逆戻り。
一人奮闘する一家の大黒柱は、この私なのです!
少しでも収入を増やすため、誰でも思いつくれあろう「不要なものを売って金に変える」に取り組むことを決意した私は、先日幾つかの不要品を eBay で売りに出したのですが、その一つが大問題を生んでしまったのでした。
Marcato Atlas 150 パスタメーカー
オーストラリアでは流行っているらしいんですね、パスタ作り。
マスターシェフをはじめとするTVの料理番組のおかげで、料理愛好者が増え、プロ並みの腕前を誇る素人料理人たちの需要に応えるために、昨今では様々な調理器具が人気を博しておりますが、イタリア系でなくとも大好きなパスタを家庭で手作りしたい人がよほど多いのでしょう。
私が売りに出したパスターメーカーは、イタリアの有名ブランド製で多くのアタッチメントも付いているギフトセット。こういうやつにいろいろ付いているの。
これはですねえ、実は娘からのプレゼントだったんです。(お金を払ったのはうちの夫。)当時は、我が家の第一回経済困窮が始まった頃で(夫は毎日寝ていたのだった)このプレゼントをもらって嬉しいというよりもただただ困惑し夫に対してムッとしたのを覚えております。
娘は私に自家製パスタを作ってもらいたかったのでしょうが、そこまでパスタが好きなわけでもなく、そこまで料理を愛好しているわけでもなく、一度も使用すること無く箱に入ったままずっと戸棚の中に置きっぱなしでした。
いつだったか、この一度も使ったことがなく今後も使うことがないであろうパスタメーカーを「売って金に変える」という話題になった時に娘も同意したと思っていたのです。
ところが、いざ本当に売りに出した途端、娘のご機嫌が最悪に!
「だから売ってもいいって言っているでしょ!」
「私が今後そのパスタメーカーを使いたいと思う時が全く無いとは言わないわけだけど(このへん表現が複雑)今現在は必要なものではありませんから、お母さんがお金が必要なら売ればいいです!」
「それにしても一体いくらで売れそうなの?買った時は200ドルくらいしたんだけど」
いやあ、私、また失敗したな。
やっぱり売るのはやめようかな...と思っているうちに20ドルの値段が付いて、その後も多くの方から問い合わせもあって、引くに引けなくなってしまいました。現在のビッドは20ドル50セント。
売るのを止めたとしても結局は戸棚に逆戻りの運命が待っているパスタメーカー。だってえ、スパゲッティやフェタチーネや、ましてはラビオリとか手作りするほどの熱意はないんですよ。私のレシピのウェブサイトをご覧くださった方はお分かりのように、私の料理の基本は「簡単・速い・美味しい」であってですねえ、スパゲッティを手作りとか...ううんやっぱりしないなあ。(手打ちうどんは作るのに?)
でも、娘のために頑張るべき?
どうしよう?
eBayアカウントを持っている夫に高額で競り落としてもらうか?
やっぱり売ってしまったほうがいいか?(娘の落胆は確実だろうな、でも使わないよ、私は!)
悩む、悩む。
お帰りの前に1クリック を!
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