ついに箱から出しました。eBayで売りに出したものの終了間際になって売るのをやめたパスタマシン。
このパスタマシンをプレゼントしてくれた時、娘のサチはまだ小学生だったのだから、本当にまあ6年もそれ以上もずっと戸棚の中に入れっぱなしだったのです。箱から一度も出しもせずに、触ろうともせずに。
「お母さん、パスタを作ってみないの?」
「せっかくパスタマシンがあるのに使ってみないの?」
娘は何度もお母さんにお願いしたのよねえ。
それなのに頑なに使おうとしなかったのは、おそらく複雑な負の感情(辛かった思いや夫への怒りや何もかもが私の肩にかかってくるプレッシャーやストレスのすべて)がこのパスタマシンと一緒になっていて、潜在意識下に「使いたくない」という感情があったのでしょう。
だって本当に大変だったのよ、あの第一回経済困窮の頃!
その日子供たちに食べさせるものを買うお金が全く無いという日もあったんだから!そんな私達を置いて、夫はオーストラリア大陸自転車横断旅行に出かけてしまったし。冒険家の風間深志さんがおこなった、体に障害を持つメンバーによる外傷医療の現場リポート&治療やリハビリの重要性を訴える旅のサポートスタッフとしてなんだけど。あの頃、私はマジで離婚を決意していたよなあ...。
夫は病気だったんですけどね。「うつ期」も大変だけど「躁期」も凄まじく大変なんですよ。お金を使いまくるしね...。
それはともかく。
ついに箱から出したパスタマシンのクリーニングですが、これがとにかく大変なんだろうと思っていたんですよ。パスタマシンは水で濡らしてはダメだというのですからね、一体どうやってクリーニングするのって。
クリーニングには作ったパスタ生地の四分の一を捨てる覚悟で使いましたけど、目に見える汚れは全く付かなかったです。何度もローラーやカッターに通しましたけど生地は全く汚れず、食べても大丈夫なんじゃあないかと一瞬思ったくらい。もちろんその生地は捨てました。
そして、これが本日作ったフェットチー二です。
ソースは娘のサチが、基本のトマトソースを作りました。最初のフレッシュパスタだからシンプルにということで。
パスタ作りもマシンのクリーニングも、思っていたほど難しくありませんでした。ただ、キッチンは粉だらけになります。慣れの問題もあるんでしょうけどね。
今日作ったフェットチー二は、茹でるとちょっと分厚すぎた気がしたので、次回はもう少し薄くしようと思います。
ちょっとだけ分厚すぎでしたけど、やっぱりね乾燥パスタを茹でたのとは違いますね。とても美味しかったですよ。
今度はスパゲッティとかパッパルデッレも作ろうと思います。ラザーニャのパスタは簡単に作れますよ。もうこれからは絶対手作りね。
このパスタマシンを使ってラーメンとかうどんを作っている人々も大勢いらっしゃるらしいですから、私も「ほうとう」を作って家族に食べさせたいです。かぼちゃが汁に溶け込んで甘くてとろっと煮込んだ「ほうとう」...。ハイもう絶対に作ります。麺作りがこんなに簡単だと知ったからには。
売らなくてよかった〜!
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