ガレージの真ん中で大きな場所を取っているトレーラーを、うちの夫の父親が昨年の8月に売りに出していまだに売れていない家の物置に持って行くためです。
時間が有り余って退屈している夫にガレージを片付けて欲しいけど、トレーラーがある限りは片付けが出来ないということだったんですけど、トレーラーを持って行くには誰かがトラックを運転してそれを牽引してあげないといけません。そして、現在トラックを運転してあげられるのは私以外にいないというわけで。
ガレージを片付けてもらうためには他に選択肢がないのでね、私が運転して牽引すると決心したんですけど。
まず、トラックがなかったんです。
引っ越して来た家には置いておく場所もないし、道路に停めたままにしておくのももったいないということで、うちの夫が勤めるツールショップのスタッフで車を持っていないために通勤に苦労しているK君に貸してあげたんですよ。
昨日は、K君が出勤時に我が家まで乗って来ることになっていたのに(我が家からツールショップは歩いてすぐ)、K君が病気になって仕事を休んだのです。
だからまず、K君が住んでいる家まで私のカローラで行きました。そこでトラックに乗り換えて家に戻り、トレーラーを接続した後、これまで住んでいた家に行きました。トレーラーの屋根部分がそこに置きっぱなしになっていたからです。
ものすごく重たいその屋根部分を、夫一人でどうやってトレーラーに乗せるのかと心配しましたが、夫は一人でやりました。10キロ以上の重い物を持ち上げてはいけないのに。
トレーラーとトラックで全長9メートル、トレーラーには屋根部分を取り付けているし、中には重たいツールや機械がいっぱい入っていました。
むちゃくちゃ重たい!
これを引っ張りながら1時間かけて夫の父親が所有する家まで行ったわけですが、途中で夫が勤めるツールショップ会社のHR(人事部)からメールが来ましてね。
前日に「仕事に戻っても良いという証明書」は医者からもらって提出していましたが、今後2週間は10キロまでの重さしか持ち上げてはいけない、その後は20キロまでというと制限付きでしたからね、HR(人事部)からはコレコレこのような条件をクリアしないと仕事復帰は認められないがどうのこうのという小難しい内容のメールが来たんですよ。
その直後に、今回の夫の腎臓提供をサポートしてくれて長期病気休暇を認めてくれていた社長から、うちの夫の判断でいつでも仕事に戻ってヨロシイというメールが来たんです。
これでうちの夫はご機嫌になりました。土曜日に復帰するそうです。
ご機嫌になったせいか、運転中の私に突然こんなことを言ったんです。
「これまで、ヒロコの運転についてボクは批判的でいつもあれこれ言いましたけど、ヒロコのギアの使い方は上手です」
何ですって?ギアの使い方が上手?
ギアの使い方をほめられた私はトラック運転の苦手意識が吹き飛んで、めちゃくちゃ重たいトレーラーを引っ張っていることも忘れるくらいに、ルンルンで(死語)運転しましたよ!
昨日は良い天気でしたが花粉症の症状が出なかったのも幸いし、美しいヤラバレーの景色を見ながら、なんと車内での会話も弾み、1時間で夫の父親所有の家に到着しました。
初めて行きましたけど、良い所でしたよ。家自体は古くてイマイチなんですが、広い敷地はRACVカントリークラブのゴルフ場のすぐ隣りなんです。田舎暮らしをしたい人には絶好の物件ですが、売れないのが不思議です。
そこにトレーラーを置き、その後ごみ廃棄場まで行きました。処分できていなかったごみを捨てるためです。それから、ガレージを片付けるために必要だという木材を買いに行き、一度家に帰って木材や道具類を下ろし、それからK君の家に行ってトラックを戻し、カローラに乗り換えて家に帰ったというわけです。
疲れました!
でも、トレーラーはガレージからなくなったし、気になっていた屋根部分も片付けたし、木材も買って来たので夫はガレージの片付けに取り組んでくれましたし。
もうすぐ、私はカローラをガレージに停められるようになります。
実りの多い楽しい一日になったきっかけは、私がトラックの運転を頑張ろうと決めたこと。それと、夫が仕事に復帰することが決まったことでした。
めでたし、めでたし!
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