2023年11月9日

消炎鎮痛薬と睡眠薬

腰痛と花粉と暑さで睡眠不足になっていました。

一応眠れるのは眠れるんですけどね、痛みのせいで夜中に目が覚めて、その後はもう眠れないというのが続いていたんです。

暑さは大したことはなかったんですし、花粉症も空気清浄機のおかげで症状は軽かったですから、眠れない最大の原因は腰痛でした。寝ていると痛みがひどくなるのです。

睡眠時間が3〜4時間というのが続いていたわけですからね、日中に昼寝を試みたりはしたんですよ。しかし、普通でもなかなか昼寝など出来ないのに、暑いから昼寝もしにくくて。

昨晩は気温がぐっと下がって涼しくなりましたから寝やすい夜でした。あとは、腰痛と花粉をなんとかすれば眠れるはずでした。

花粉症は、昨晩は症状がほとんど出ていなかったので、私がアレルギーのある花粉は飛んでいなかったのでしょう。目が少し痒いだけで他の症状は無かったんですよ。ですから、何とかしないといけないのは腰痛だけでした。

腰痛は、寝る直前に鎮痛薬を飲んで痛みを抑えることにしていました。

頭痛とかだと解熱鎮痛薬の「パナドール」(Panadol)を飲みますが、腰痛には消炎鎮痛薬の「ニューロフェン」(Nurofen)の方が効くようですから、昨晩は「ニューロフェン」を飲むことにしていました。

私は、オーストラリアに住み始めて以来ずっと「パナドール」一筋で、他の薬を試してみようと思ったことも無かったのですが、「ニューロフェン」がよく効くという話は聞いたことがあったんです。

ところが、スキャンダルがありましてね。「ニューロフェン」が消費者を欺いているということで、莫大な罰金を課せられたことがあるんですよ。

かつて店頭で売られていた「ニューロフェン」には、腰痛用、偏頭痛用、生理痛用、緊張による痛み用など様々な種類があって、もちろんパッケージも少しずつ異なっていました。

ある時、この「ニューロフェン」がオーストラリアの消費者団体から「ションキーアワード」(Shonky Award)という賞を受賞したんです。日本語にするならば「信用できないで賞」みたいな賞です。

それがきっかけで、「ニューロフェン」の異なる商品は成分が全く同じ薬なのにまるで症状に特化した薬であるかのような宣伝をして消費者を欺いているということが一般市民の知るところとなりましてね。

結果、オーストラリアの消費者法違反しかも悪質ということで、「ニューロフェン」製造メーカーのレキットベンキーザー社(Reckitt Benckiser)は600万ドルの罰金を課せられたんです。

あれで「ニューロフェン」は消費者の信用を失ったわけです。私も大変憤慨して「ニューロフェン」を利用する気は全く無かったんですけど、ある時、炎症に伴う痛みには「パナドール」よりも「ニューロフェン」の方が良く効くと医者に勧められてから使うようになったんです。

腰痛には「パナドール」よりも効くと思います。

とにかく、昨晩はシャワーを浴びてスッキリしてから「ニューロフェン」を服用しました。しばらくすると腰痛がラクになりました。ところが、いつまでたっても眠れないんですよ。

朝の2時過ぎから起きていたので眠気はあるし、あくびも出るんです。頭はクラクラしているんです。でも眠れないの。

睡眠薬に頼るしかないな…

私が利用している睡眠薬は「ゾルピデム」(Zolpidem)ですが、心配だったのは「ニューロフェン」を飲んだばかりなのに「ゾルピデム」を飲んでも大丈夫なのかということでした。

薬は飲み合わせによっては、危険な副作用が出たり効果が強く出過ぎたりすることがありますからね。

調べてみたら「ゾルピデム」と「ニューロフェン」を一緒に飲んでも危険な副作用は確認されていないということだったので、飲みました。ちょっと怖かったけど。

ちなみに、花粉症用の抗ヒスタミン薬は朝飲んでいましたから、きっと大丈夫でしょう。

でもね、時々こうした市販薬や処方薬の飲み合わせが原因で亡くなる人もいますから、気をつけないといけませんよねえ。

とにかく、睡眠薬「ゾルピデム」を飲んだら、すぐに眠ることが出来ました。いつものように5時間後に目が覚めましたけど、その後追加で1時間ほど眠れましたから、今朝は睡眠不足ではないはずですが、薬で眠った時は起きてからも頭はすっきりしません。

腰痛は、今朝はベッドから起き上がれないほどではなかったです。

治って来たんでしょうか。「ニューロフェン」の効果でしょうか。とにかく今日はだいぶラクに動けます。


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