我が家からフランクストンの街まで、高速を使って車で行けば40分ほどで行けるんですが、うちの夫はもう車の運転ができませんからバスか電車で行くしかなくて、どちらで行っても2時間くらいかかります。
それを聞いたツールショップの同僚のCさんが、この方は本当に親切な方で私達の引っ越しも随分手伝ってくださったんですけど、この方がですね、この日はフランクストンのもう少し南の街にガールフレンドと遊びに行くことにしているからと車に乗せてくださったんですよ。
つまり、Cさんのデートに便乗して途中まで乗せてもらったということなんですけど、ちょっとねえ、そういうのは遠慮すればいいのに。
それはともかく…
フランクストンの街に住むTさんは、このブログで話題にしたこともあるフィッシュ&チップスのお店の近くに住んでいます。以前うちの夫が勤めていたツールショップの店舗で同僚だった若きA君のお父さんとお母さんがやっているフィッシュ&チップスのお店です。
フィッシュ&チップスというのは、魚の天ぷらみたいなフライとジャガイモを揚げたのを売っている店ですが、魚以外のシーフードの揚げ物やスブラキなどのギリシャ料理も売っている場合が多いです。
こういう料理が得意なのはやはりギリシャ系の人達で、A君の両親もギリシャ人なんですけど。
うちの夫はTさんとフィッシュ&チップスを食べに行くつもりだったようですが、昨日はあいにく開店時間が3時からだったので食べることが出来なかったそうです。
私は、夫がフィッシュ&チップスを食べに行くつもりだと知っていましたから、一日中フィッシュ&チップスのことばかり考えていて、ものすごく食べたくなっていたんですよ。
そうしたら、夫がフィッシュ&チップスを食べそこなって帰って来ましたので、晩ご飯はフィッシュ&チップスを買って食べることにしたんです。
我が家から一番近いフィッシュ&チップスの店は、車で1分の所にあるショッピングスクエアにあります。そうしたら、夫が言ったんですよ。
「あ〜、あそこはダメだよ。中国人がやってる店だから、きっと冷凍の魚を揚げただけで美味しくないと思うよ」
言っときますけど、これは人種差別とかじゃあなくて、実は当たっていることが多いんです。偏見とは言えるでしょうけどね。
中国人の皆さんは、永住ビザ取得のためにオーストラリアのビジネスを買収することが多いんですけど、テイクアウェイのお店は格好のターゲットなんです。
人気のあるピザやフィッシュ&チップスのお店が中国人に買われて中国人の経営に変わった途端に、食べ物が美味しくなくなるというのはよくあることなんです。
ただ、このショッピングスクエアにあるフィッシュ&チップスのお店は、20年以上も夫婦でやっているとかウェブサイトに書いてあるし、レビューも悪くなかったので、一度買ってみようということにしました。
結果は、ここ数年間で食べたフィッシュ&チップスの中でベストでした。ギリシャ人のA君の両親のフィッシュ&チップスにも勝っていましたよ。
油っこくなくてサクサクで、魚のフライは衣が分厚いのが多いけど、ここのは衣が薄めだったのも良かったし、ホタテのフライもベチャベチャしていなくて美味しく揚がっていたし、夫と息子が買ったパイナップルのフライも衣が剥がれていなくて美味しそうでした。
うちの夫は買った後に「シェーシェー」とお礼を言っていました。「シェーシェー」と挨拶するフィッシュ&チップスのお店は初めてでしたが、食べて正直驚きましたよ。20年以上も続いているお店にはやっぱり理由があるのですね。
チップス(じゃがいもを揚げたの)は、夫と息子と3人分でMサイズを頼んだんですが普通のLサイズ以上ありましたよ。食べきれませんでした。
ちなみに、そのお店は「オーシャンエイト」(Ocean Eight)というお店です。ブラックバーンスクエア(Blackburn Square)の増改築に伴いリニューアルオープンしたばかりだそうです。
中国人経営と聞いて、先入観で「きっと美味しくないだろう」と思ったわけですけど、料理人を人種で判断してはいけないと反省しました。
日本人でもイタリア人をうならせるようなイタリア調理を作る人がいたり、フランス人以上のケーキを作る菓子職人がいたりするわけですからね。美味しいフィッシュ&チップスが作れる中国人がいても驚くようなことではないんですよね。
行ってよかったです。おじさんもおばさんも感じが良かったし、これからはフィッシュ&チップスはあの店で決まりです。
ついでですが、今日は昨日よりも良く眠りました。2時間くらいで何とか寝つけたし合計で5時間くらい眠りましたから、今朝は随分マシです。
眠いのに眠れないという脳みそにブレーキがかかったような感覚が、ゆるんで来たような気がします。
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