2023年1月28日

犯罪とエキサイティングな一日

うちの夫が仕事から帰って来て「今日はエキサイティングな一日だった」と言うことがあります。

エキサイティングな一日とは、すなわち興奮するような出来事があったということですけど、それはもうほぼ100%の確率で、

泥棒に入られたということなんですよ

うちの夫が勤めるツールショップのどの店舗も、しょっちゅう泥棒に入られています。夜中にドアを破壊して押し入って、防犯ベルが鳴り響く中、商品を盗んで行く泥棒もいますけど。

そういえば昨年もありましたね、ある店舗に泥棒家族が4人総出で夜中に盗みに入り、警備会社スタッフの怠慢のせいで、泥棒家族は犯行後に盗んだトラックで戻って来て、数百万円分の商品をごっそり盗んで行ったんですよ。

そういうのも時にはありますけど、ほとんどの泥棒は営業時間中にやって来ます。こっそり商品を隠し持って盗む行為は万引きとも言いますけどね。

一人でやって来る泥棒もいますが、2〜3人組のことが多くて、男女のカップルというのも多いそうで、手口も巧妙なんですって。

メインの出入り口から盗んで出るのは難しいですからね、スタッフのすきを狙って非常口のドアのロックを開け、店を出た後で非常口から侵入して商品を盗むという手口もあるそうですよ。

昨日、夫の勤める店舗にやって来たのは、男1人女2人の3人組でした。一目見て薬物中毒者だと分かったそうですから、スタッフ全員は警戒モードになりました。

この人達の店内での行動を注意深く見張ることと、もしもの時に備えることが必要になります。男と女1人が店を出た後、大きなバッグを持った女の1人が店を出ようとしたところで、スタッフがバッグの中を確認させてくださいと言った途端に、女は大パニック。

わめき散らす!金切り声を上げて叫ぶ!

それを聞いた仲間の男が戻って来てスタッフと格闘になりました。しかし、女のバッグからは盗もうとした商品が次々に見つかりました。

この程度のことでは警察を呼んだりしないんですって。警察にも迷惑だし、営業にも支障が出ますから。証拠の写真をいろいろ撮ってから泥棒はそのまま逃したそうです。

警察に報告をした後、別の警察署から電話がかかって来ました。

泥棒達がこのツールショップのスタッフに乱暴な対応をされたという苦情の電話をして来たからです。

マジか!

警察は、この3人組が泥棒であることはとっくに把握していて、うちの夫から事情を聞くと「ああそうですか」「またですか」「分かりました」で話は終わったそうです。

この程度のことでは、警察が動くことは無いんですね。

メタンフェタミン(覚醒剤)の中毒者であるらしいこの3人組は、薬物を買うお金欲しさで盗みを繰り返しているそうです。


昨日は、別の店舗にも泥棒が入りました。こちらは警察が出動して犯人の男を逮捕しています。だって、男がナイフを取り出してスタッフと格闘になったからです。

この男は、この店舗に盗みに入る前に別のツールショップに盗みに入って、そこでスタッフと格闘になって顔を殴られたために口から出血していたそうです。

その直後に、今度は夫が勤める会社のツールショップに盗みに入ったのですよ。口から出血していましたし、昨日は暑かったのに防寒ジャケットを着ていたそうですから一目で怪しいと分かります。店のスタッフは警戒モードになりました。

スタッフに見張られて盗みが働けなかった男は、何も取らずに店を出るふりをして、突然出入り口近くに置いてあった商品を奪うと走って逃げようとしたんですって。

ところがスタッフに捕まって格闘になり、ナイフを取り出したと言うんです。

スタッフはショッピングカートを使って闘ったそうです。なるほど、ショッピングカートはナイフを持った泥棒と闘うのには良い方法ですね。

直ちにやって来た警察に強盗の現行犯で逮捕されました。

いやあ大変よ…

ツールショップに勤めるには、ツールに関する知識やカスタマーサービスのスキルが必要なわけですけどね、泥棒や強盗に対応するメンタル力や腕力も必要なんですよ。

うちの夫も泥棒と格闘したことが何度もあるらしいです。日頃温和なうちの夫が泥棒と闘っている姿は想像できませんけどね、一度だけ防犯カメラの映像を見せてもらったことがあります。夫が男に飛びついて倒していました。

いやあ、オーストラリアは銃の所持が困難な国で良かったわ。

誰でも銃を持てる米国みたいな国だったら…


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