2023年1月16日

おたまじゃくしサバイバル

先日記事に書いたおたまじゃくしですが、まだ生きています。

土曜日に40度になると聞いて心配しましたけど、38度でしたからね。うちの夫がかぶせた板のおかげで、噴水の小さなプールの水はお湯にはならなかったようです。

明日は37度の予報ですけど、それは大丈夫でしょう。明日の暑さよりも、明後日からの涼しさの方が気になります。涼しい日がしばらく続くそうなんですけど、朝は12度と寒いくらいの気温になりますからね。

おたまじゃくしがちゃんと生きていたのにホッとして、もしかしたら足が出ているかもしれないと思い、よく見てみましたら、


まだ出ていません。

ちょっとがっかり…

おたまじゃくしというのは、一体何日くらいでカエルになるのか、皆さんご存知ですか?

私は知らなかったので調べてみたら、1~2ヶ月ということです。1ヶ月と2ヶ月では30日も違うんですけど、その違いの原因は何なんでしょうか。

まあカエルの種類にもよるのだろうとは思いますけど。だってウシガエルとかいう大きなヒキガエルは、カエルになるのに1年ほどかかるらしいですからね。1年もかかるので、おたまじゃくしの状態で越冬するらしいですよ。

同じ種類のおたまじゃくしでも、水温が低いとか食べ物が少ないといった環境の条件で違って来るそうです。

ちなみに、卵からおたまじゃくしに孵化するのは、産卵後5~10日ぐらいということです。それから1~2ヶ月でえら呼吸をする水中動物から肺呼吸をする陸上動物に変態するんです。

本当にカエルというのは興味深い動物ですよねえ。

我が家のおたまじゃくしは、まだ足は出ていないとは言え、丸かった身体がちょっとイビツな形に変わって来ています。もうすぐ後ろ足が出るんじゃあないかと思います。

後ろ足が出てから前足が出てくるのにあまり時間はかからないようですね。1週間もすれば前足が出て、前足が出たら早ければ1〜2日のうちに尻尾は身体に吸収されるように消えて行くんだそうです。

尻尾がなくなると泳げなくなりますし、カエルになると肺呼吸をするんですから、陸上に上がる必要があります。今のままではプールから出られませんから溺れてしまいます。外に出られるように何か作ってやらないといけません。

それからね、面白いことが分かりましたよ。

姿がカエルに近づいてくると、食べ物も変ってくるんだそうです。

おたまじゃくしは雑食ということですが、自然の環境ではほぼ草食だと言って良いでしょう。我が家のおたまじゃくしはそうです。プールの中にうじゃうじゃボウフラがいるのに、ボウフラは食べません。

しかし、カエルは肉食ですからね、カエルに近づいてくるとボウフラを食べるかもしれませんよ。

是非食べてください!お願いします!

どんなカエルになるんでしょうか、楽しみです。


しかし、心配もあるんです。

我が家の噴水のプールから出ても、カエルが住むのに適した場所は近くに無いんです。そもそも、どうしてこの噴水のプールに卵を生んだんだか。

このプールの周囲は、タイルとコンクリートだけ。噴水は塀に囲まれていて、石段を降りるとコンクリートの道があって、その先にあるのは車庫。運がいいと草が生えている場所に出られるかもしれませんけど。

雨ばっかり降っていた頃に卵を生んだカエルはどこかからか迷い込んだんでしょうけど、最近雨なんて全く降っていませんよ。乾燥していて、時々猛暑になるという天気です。

無事にカエルになれたとしても、その後のサバイバルが厳し過ぎる!ちょっと生き残るのは不可能に近い気がします。

どこかカエルになった時に住みやすい場所を見つけて、おたまじゃくしのうちに移してやった方がいいかもしれませんよねえ。

でもね、ヴィクトリア州では、すべてのカエル、おたまじゃくし、カエルの卵は法律で保護されていて、 野生から採集したり野生に放したりすることは禁止されているんです。

裏庭にカエルを放したり、放す目的でおたまじゃくしを飼育することは違法なんですよ。

どうしたらいいの?

何もせずに自然の成り行きに任せるしかないでしょう。

タイルの上やコンクリートの上をピョンピョン動いていると、クッカバーラやマグパイのいいおやつになるのは間違いありません。我が家には肉食の鳥がいっぱい住んでいます。

それはちょっと可哀想な気もするけど、仕方がないですよね。運良く雨が降って、タフなやつがどこかいい場所にたどりついて生き残るかもしれません。


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