夜中の1時半頃に目が覚めておトイレに行った後、なんとか再び眠った私でしたが、すぐに物音で目が覚めてしまいました。
寝室のドアの隙間から明かりが見えました。
「あれ?もう朝?」
朝は私が夫を勤めているツールショップまで車で送って行かなくてはいけません。時計を見ると、
まだ3時半!
「なんでこんな時間に起きているんだろう」「私も起きた方がいいのかなあ」と考えているうちに静かになったので、夫は出かけたのだと分かりました。
必要なら私を起こすはずですから、何も言わずに出かけたということは私を起こす必要がなかったのでしょうし、私はもう一眠りすることにしました。
5時頃に目が覚めて、夫の居場所を「Find My」アプリで確認すると、勤めているツールショップにはいませんでした。以前勤めていた店舗でもなく、我が家から遠い北の方にある店舗にいたんです。
なんでそんな所にいる?
というか、
どうやってそこまで行った?
すぐに起きて寝室から出ると、寝室の外の部屋も、キッチンへ続く廊下も、キッチンも、ダイニングも、居間も、2階への階段も、2階の夫の寝室も、玄関も、家の周りも、全部電灯がつけっぱなし!
大慌てで出かけたことが分かりました。
何事だろう?
夫に連絡を取りましたら、北の方にあるその店舗に泥棒が入ったそうなんです。警備会社はツールショップの関係者に連絡しましたが、その店舗のマネージャーも地域のエリアマネージャーも、連絡した人達は誰も電話に出なかったのだそうです。
唯一電話に出たのがうちの夫だったのだそうですよ。
夜中の3時過ぎのことでした。
泥棒は建物のドアを破壊して侵入し、ごっそり商品を盗んで逃げたようです。警察も出動しましたが、店側で連絡が取れたのがうちの夫だけだったと言うんですから、どうしちゃったの!
夜寝る時には電話を消音にしている人も多いでしょうし、夜中の3時だとぐっすり眠っていて電話の振動音など聞こえないでしょうけど。
うちの夫は、夜に電話を消音にしたりしません。マネージャーとか上に立つ役職の者は、いつでも電話に出る義務があると言います。家族には迷惑なんですが、仕方がないと思っています。
それにしても、被害にあった店舗とは関係のない、遠く離れた店舗に勤めるうちの夫が行くことになるとは。
どうやって行ったのか?
夫は隣りの部屋で寝ていたうちの息子を起こして、連れて行ってもらったそうです。
警察とうちの夫が店舗内の被害状況を確認している間、壊れた入り口から人が中に入らないように、うちの息子が見張りをしたそうですよ。
この店舗のスタッフは、通常の出勤時間まで誰も来なかったそうです。
昨日は、この店舗のマネージャーは有給を取って休んでいたんですって。だから電話にも出なかったらしいです。
エリアマネージャーだった人は辞めてしまったので、現在はこの店舗がある地域のエリアマネージャーはいない状態だそうです。隣りの地域のエリアマネージャーは、夜寝る時には電話を消音にして電話には出ない方針だそうです。
それでいいのですかねえ。
エリアマネージャーの上にいる州のマネージャーは、昨日は仕事で州外にいたんだそうです。
マネージャーが休む時には、代わりにマネージャーの役割を担当する人が決まっているはずなのにどうなっているんですかねえ。こういう緊急時に連絡が取れないというのは困ったことですよ。
会社は、これからいろいろなことを見直す必要があるでしょう。
さて、
泥棒ですけど、夫の話によると泥棒は4人組でした。防犯カメラの映像で確認すると、男2人と女2人。父親と息子、そして娘2人あるいは娘と母親の4人家族に見えたそうです。
4人組は、素晴らしいチームワークで数百万円分の商品を盗んで行ったそうです。
残念ながら防犯カメラには泥棒達の顔も車のプレートもはっきり映っていませんでした。
この泥棒チームは1時頃に店に侵入し、3分ほどの間に商品を盗んで逃げました。もちろん警報が鳴りますから、すぐに警備会社のスタッフがやって来たそうですが、このスタッフは車から降りもせず、ちゃんと確認をせずに帰ってしまったんですって。
その後、泥棒チームはこの店がビッグチャンスと考えたのか、今度は大きなトラックで戻って来て、誰もいないことを確認すると2回目の犯行に及んだのです。この時ごっそり持って行きました。
大きなものでは草刈り機とかも。
警備会社のスタッフがちゃんと確認して最初の犯行の後で通報していれば、店の警備もできたし、警察ももっと早く来たし、被害は半分以下で収まったと思いますよ。
防犯カメラの画像を見ると、泥棒達の犯行中に店舗横の道路を車が何台も通り過ぎ、中には速度を落として泥棒達の様子を見る人もいたらしいですけど、警察に通報した人はいませんでした。
最初の犯行は夜中の1時頃、2回目は3時頃です。
それにしてもね、もしも本当に犯人達が4人の家族だったとしたら、何と言ったらいいのでしょうか、すごいですよ、この泥棒家族。
盗みは大成功でした。
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