2020年9月21日

闇市ならぬ闇ヘアカット

髪の毛っていうのは、アレですか、ある程度伸びてくると速度を加速させるとか、そういう困った性質でもあるんですか?

もうね、

鏡に映る自分の頭がひどすぎて…

最後のヘアカットから一体何週間になるのか、覚えていません。

浮き上がった襟足は「河童」を連想させていましたけど、さらに伸びた今は「マレットヘア」です。

「マレットヘア」をご存知でない方に少し説明しますとね、70年代から80年代に流行した史上最悪にダサいとも言われる男性のヘアスタイルです。

私はね、襟足はバリカンで刈り上げていたんですよ。それがもう掴めるほど長くなっているんです。

伸びたもみあげは、浮き上がるから前から見ると「ハの字」になっていましたが、今はただもうだらしなく長いだけ。耳の下まで伸びています。

美容師泣かせの前髪は、生え際が右半分は右上に左半分は左下に向かって生えているので、ある程度の長さになると、どっち側に流しても半分が顔を覆うようになります。

仕方がないからヘアピンで留めています。

思い出すのは、カナダのトルドー首相。

あの人は、散髪に行けなくて髪の毛が伸びまくってもカッコよかったんですよねえ。やっぱり髪の毛がカールしているからかも。

そう思って、私もちょっとカールさせてみました。

ところが、トルドー首相のようにはいかず「昭和の母」みたいになっちゃって。

カールはダメだわ…

私はおばちゃんだからいいですよ。毎日家にいるんだし、家族以外には会わないんだし。

ところが、外見にこだわる若い男性達はどうも耐えられないらしい。そして、そういう人達は、家族にやってもらうとか自分で丸刈りになんかするわけがないのでして、どうしているかというとプロの理容師に切ってもらいに行っているんですって。

メルボルンのどこかには、非合法の闇の理髪店があるのだそうです。

やってる理容師も髪を切ってもらいに行く客も、見つかったら高額な罰金ですけど、それを覚悟で行ってるんですって。

分かるその気持ち!

メルボルンの新規感染者数は、少しずつ減っては来ていますが、先日はメルボルン南東部で新しい集団感染が発生しました。規制のルールに違反して、自宅から5キロ以上離れた親族を訪問し合っていた家族が集団感染したんだそうです。

毎週末には規制反対デモが行われています。やっている人達は少ないですけど。

パーティーを開いたり、メルボルン脱出を試みたりと、いまだに違反者の話が毎日後を絶ちません。闇ヘアカットだってね、気持ちは分かるけど、我慢しなくちゃあいけませんよ。

メルボルン市民のほとんどは文句も言わずに耐え続けているんですよ。違反者のせいで集団感染発生とか聞くと、本当に腹が立ちます。


ヘアスタイルに関係なく、白髪染めをしている皆さんにとっても、美容院の再開は切実なんだそうです。白人のオーストラリア人は、30代とかいう若い年齢で頭が白くなり始める人が多いくらいですから、染めている人は大変多いのです。

長引く規制で、髪の毛の根元3〜4センチが真っ白になっているというのは、気になるでしょうね。ニット帽をかぶっている人を最近よく見かけます。

やっぱり帽子ですよ!

スカーフはね、やって見れば分かりますけど、ダサい感じにならないようにスカーフをかぶるのは難しいです。頭を覆うのに花柄スカーフとかはちょっとアレだし。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿