食品の買い出しは週に一度ということにしているのですが、ミルクが無くなってしまったので買いに行きました。
ついでにお豆腐が欲しかったので、アジア食品店にも寄りました。
日本食品コーナーで何か探している白人の女性がいました。最初は気にもとめなかったのですが、その女性が店員の若い女の子に「日本のラーメンスープは置いてないですか?」と尋ねたのが聞こえたので、ちょっと気になっていると、
その若い女の子店員は、「ちょっと待って下さい」と言うと、棚に商品を詰めていた若い男の店員に何やら声をかけました。
若い男店員は、日本食品コーナーにやって来ると、麺つゆの瓶を手に取りながら中国語で女の子に何か言っておりまして、その間お客さんへの英語による対応はゼロ。
白人女性のお客さんは、無言でその場に突っ立っていました。
そこにしゃしゃり出た一人のおばちゃん。
「私がお手伝いできます!(I can help you)」
何を隠そう、そのおばちゃんとは私でございますよ。
「ラーメンスープは簡単に作れますよ。私は普通のチキンストックで作ってます」
「はあ…」
「普通のチキンストックにネギとニンニクとショウガを入れて煮れば良い風味のベースになりますからね。それをお醤油や味噌で味付ければいいんです」
「おお…」
「これはね(ヒガシマルのラーメンスープの素を指差しつつ)インスタントのパウダーですけど、悪くないですよ」
「そうですか…」
出来合いのラーメンスープというのを探していたようですけど、自分で作ったほうが絶対に美味しいのですからね。
すかさずバッグから私のレシピサイトの紹介カード(名刺みたいなの)を取り出して渡したのですけど、興奮しちゃっていて1.8メートルの距離を取るのを忘れていたなと。それにカードなんて手渡しちゃって、新型コロナの大流行時には不適切な行為だったなと、少し後悔しましたが。
店員達や私がその場を去った後も、ずっと日本食品コーナーで何かを探していたその女性。もっとお手伝いしたかったわ。
毎日家にこもっていて、家族以外の誰にも会いませんし誰とも会話しませんからね、こういうのは願ってもない会話のチャンスなのです。
あの人、私のサイトを見てくれるかなあ。
ラーメンスープを自分で作ってくれるといいなあ。
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