2020年6月1日

冬の始まりと規制の緩和

今日から6月。メルボルンでは暦の上での冬の始まりです。

新型コロナ規制をやり過ぎであると批判されていたヴィクトリア州でも、今日から様々な規制が緩和されました。

最も大きな緩和は、屋内外での集会が20人まで認められるようになったこと。集会というのは、人が集まるアクティビティー全般のことです。お葬式だけが例外で、50人までが認められています。何故お葬式だけ50人なんでしょうね。

基本的に、この「20人まで集まっても良い」というルールに従い、飲食店などの営業も許可されました。感染拡大を防ぐために物理的な距離をとる「ソーシャル・ディスタンシング」を始めとする対策が各飲食店には求められていまして、当局がいつ検査に来るかわかりません。

スポーツ施設や娯楽施設、宗教施設、公共施設、図書館や動物園や博物館など、様々な施設が「20人まで集まっても良い」というルールに従って再開されました。

ただし、それぞれ細かい規則があるんですよ。

例えばスイミングプールは、もちろん一度に使用できるのは20人までで1レーン当たり3人までしか入っちゃあダメとか、宿泊施設は宿泊客が共同で使用する施設が無い場合だけ営業OKとか、屋外のマーケットは食べ物を売る店はダメとか、いろいろあります。

また、一度に20人が集まれても(入場できても)、密集を避けるためのルールが決められています。

ああ、それと、親戚や友人宅に宿泊することもできるようになりました。

しかしね、

集まった20人の中に1人でも感染者がいたらどういうことになるか、皆さんお分かりですね。

クラスターの発生です!

ある家族が集まって会食した結果、その家族から10数人の感染者が出て、その家族の子供が通っていた学校のクラス全員が自主隔離になったり、家族が宿泊したホテルの従業員が感染してそのホテルから感染が拡大したりと、

本当にね、どこで誰からどうやって感染するか分かりませんよ。

ですから、ヴィクトリア州のミカコス保健相は、規制が緩和されたからと言って外出や集会を奨励しているわけではないと釘をさしています。人が集まる場所に行けばリスクが有ることを忘れるな、集まり過ぎていると思ったらその場所から離れなさいと、警告しています。

全くその通りですよ。

必要がないなら、家にいた方がヨロシイ。


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