2020年6月29日

検査、検査、とにかく検査

強制的に2週間隔離される帰国者(オーストラリア国籍保持者と永住権保持者)の3割が検査を拒否して、感染不明のまま2週間の隔離後は帰宅が許可されていたことに大批判が集まったメルボルン。

帰国者のほとんどが、感染者が激増しているインドからの帰国者だというのに。

大批判されて、州政府は直ちに規則を変更しました。

検査を強制はしませんが、検査を拒否した人は、2週間の隔離期間終了後に追加10日間の隔離を義務付けることになり、これでまず拒否する人はいなくなるはずだとのことですが、

いや、分かりませんよ…

追加隔離はホテル滞在費と食事代を自己負担にしろよ!

と叫んだのは私だけではないでしょう。

これまでの検査方法は、長い綿棒を鼻の穴から差し込んで、鼻の奥から粘液を拭い取るという方法が一般的でした。これに恐怖を感じる人が少なからずいたそうです。

子供達の検査を拒否した親も多かったんですって。

現在多く使われるようになった方法は、綿棒を口から差し込んで喉の奥の粘液を拭い取る方法で、これは鼻の奥に綿棒を突っ込むよりも遥かに楽だそうです。大人なら自分でやれますしね。検査の精度はやや劣るそうですけど。

感染が拡大しているホットスポットの町では、住民全員検査を目標に、オーストラリア軍の医療スタッフなども加わって、わざわざ一軒ずつ訪問して検査を要請しているそうですが、それでも検査を拒否する人はいるんだそうです。

検査をして感染していると分かったら仕事に行けなくなり暮らしに困るという理由で検査を受けない人も多いそうです。その様な状況で働いている人は、感染していた場合には州政府から給付金が出ますから、心配せずに検査を受けてくださいとのことです。

一週間で200人以上の感染者が出て、昨日は49人でしたが、

今日は75人でした。

感染者を隔離し、感染者の接触者を特定して隔離し、どこでどう感染が広がっているのかを把握するためには、

検査するしかありません!

某国の大統領は「検査を減らせば感染者数が増えなくていいぞ」なんて言いましたけど、もうあんな愚かなバカモノの発言は聞かないほうがヨロシイ。

今週も感染者が増加し続けるようだと、ホットスポットの町はロックダウンすると州首相は言っていますが、それは避けられないでしょうね。

うちの夫が勤めるツールショップは、メルボルンの南東部にあって、ホットスポットの町ではありませんけど、店のスタッフの何人かがホットスポットの町に住んでいるそうです。夫は昨日からしゃみがひどくて鼻が詰まっちゃっています。大変疲れている様子なので心配です。

州保健関係者は、ほんの軽い風邪症状でも検査を受けろと言っています。

オーストラリアは現在税制年度の最終月で、夫のツールショップも年度末セールで忙しく、連日早朝から夜遅くまでの勤務でクタクタになっていますから免疫力も落ちているでしょう。

検査を受けに行く時間なんてないというのが現実ですけど。

要注意です。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿