2020年6月9日

英語の聞き取り能力と行方不明少年

今日、買い物にでかけた時、車のラジオでニュースを聞いていましたら、ヴィクトリア州北東部の山で14歳の少年が昨日から行方不明になっており、ボランティアを含めて総勢300人が捜索しているというニュースを聞きました。

この少年は自閉症で言葉を発することができないそうです。

食べ物も水も暖かい衣類も持っておらず、昨日の午後、家族から離れて行方が分からなくなりました。気温が零下に下がる寒さの中、少年の安否が心配されているとのことでしたが、

この少年が行方不明になっている山の名前は、聞き間違えたと思いました。

マウント・ディサポイントメント(Mount Disappointment)とアナウンサーは言った(と思った)のです。

オーストラリア生活も随分と長くなっておりますが、いまだにニュースの内容を100パーセント理解できていないことがありますので。

だって、

マウント・ディサポイントメントですよ。

ディサポイントメント(Disappointment)というのは、よく使う単語ですよね。「失望」とか「落胆」とか「がっかりすること(物・人)」そういう意味の言葉です。

そんな名前の山は今まで聞いたことがないし、聞き間違ったのなら一体何と言ったのだろうと思い、家に帰って調べたら聞き間違いじゃあなかったんです。

ヴィクトリア州の北東部にマウント・ディサポイントメントという山があったのでした。

どうしてそんな名前がついた?

Wikipedia によりますと、オーストラリアでは有名な探検家のハミルトン・ヒューム(Hamilton Hume)とウィリアム・ホヴェル(William Hovell)が、これまたオーストラリアでは有名な話だそうですけど1824年にオーストラリア東部の探検調査を行った際に、名付けたそうです。

苦労の末やっと頂上まで登り、そこからポートフィリップ湾が望めるだろうと期待していたのに見えなかったので、がっかりして「かっがり山」という名前をつけたと言うんですけど、初耳でした。

メルボルンからは比較的行きやすい山で、ハイキングの人気スポットなのだそうです。

行方不明の少年はまだ見つかっていません。

行方がわからなくなって二日目の夜が来ました。無事に見つかることを祈ります。


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