2023年8月15日

断ってよかったと思ったこと

頼まれると断れないタイプの人間っていますよね。私はそういう傾向がある人間です。

「断ったらどう思われるだろうか」と人間関係の悪化を気にする場合もありますけど、「困っているんだから私に出来ることはしてあげよう」と良心から引き受けてしまう場合もあるんです。

このブログで何度も話題にした義弟(夫の弟)家族の犬ビシューの世話をした件ですが、昨年の6月から8月下旬まで2ヶ月半、私達がビシューの世話をしたんですよ。義弟家族がスペインで夏休みを過ごしたからです。イタリアにも行ったようですが。

2ヶ月半も?

はい、2ヶ月半もです。

ビシューの餌を買いに行ったり食べさせたり、散歩に連れて行ったり遊んでやったり、散歩に行くたびに泥で汚れるのを洗ってやったり、裏庭のウンチを拾って捨てたり、世話のほとんどは私がやりましたよ。

散歩は夫や息子も時には行ってくれましたけど、ほとんど私がしました。

そして、何が大変だったってもうそりゃあ一番大変だったのはトイレのトレーニングです。まだ8ヶ月の子犬でしたし、義弟夫婦がトイレに関しては「基本的には外でするけど家の中でもしても良い」という中途半端な方針で育てていたので、家の中でウンチやおしっこをし続けたんです。

義弟の家では、家の中の至る所におしっこシートが敷いてあったそうですから、我が家にも大量のおしっこシートを持って来ていたんですけど、おしっこシートなど役に立たなかったですしね、やはりおトイレは外に出てするんだと教えないといけないでしょ?

これが大変だったんですよ。家の中でしても良いと思っている8ヶ月の犬に、必ず外でしなくちゃあいけないと教えるために、私はひどい寝不足になりました。

しかし、トレーニングは上手く行き、我が家にいる間におトイレは完璧になりました。必ず外に出てするようになりましてね、外に出たい時には教えてくれるようになりました。

可愛らしい犬でしたが、私がもうビシューの世話はしたくないと思った理由は、大して感謝されなかったからです。

2ヶ月半も大事な犬の面倒を見てもらったんですからね、お土産くらい買って来るかなと思った私が間違っていました。お土産なんてそんなものは無かったし、義弟夫婦はビシューを迎えに来た時に「ありがとう」と言っただけでオシマイ。

奥さんは、ビシューが重くなった(太った)と文句を言っていました。犬だって成長すれば重くもなりますけどね。毎日しっかり運動をさせていたから筋肉も付いたと思うし。

私はお土産が欲しかったわけではないんですけど、それでも彼等がお礼に何かしてくれるだろうとは期待していました。お礼をしてくれるのなら食事に招待してもらいたいと夫には言っておきました。

誰かに何かしてもらった時のお礼として、オーストラリアではよく食事に呼んでご馳走をしたりするのです。

きっと夫と義弟はそういう話をしたはずなんですけど、結局食事などには呼んでくれず、どこかのレストランで一緒に食事をしましょうということも無く、ビシューを迎えに来た時に「ありがとう」と言っただけでオシマイでした。

海外に住んでいた義弟家族が、娘のヴェドラちゃんが生まれたのを機にオーストラリアへ戻って来て以来10年以上になりますが、食事に呼んでもらったことはいまだに一度も無いのです。

彼等が住んでいる家は、うちの夫と私が増築した家なんですけど、その家には日本式のお風呂があるんですよ。そのお風呂に入らせて欲しいと頼んだことは何度かあるんですけど、良い返事はもらえなくて。

おそらくね、私は義弟の奥さんに嫌われているんだろうと長年思っていたんです。

義弟家族は、今年の1月にはバイロンベイというニュー・サウス・ウェールズ州の街に夏休み旅行に行きました。その時にもビシューの世話を頼まれてしぶしぶ引き受けたんですが、あの時も「ありがとう」と言っただけでした。

旅行から帰って来て犬を迎えに来た時に、私達の家に入って旅行の話でもするのかと思ったら、さっさと帰って行きました。

なんだかね、義弟の奥さんは本当は私なんかに犬の世話をして欲しくないんじゃあないかとも思ったほどのよそよそしさでしたから、あの時に私は心に決めたんです。「二度とビシューの世話などするものか」ってね。

そして、今年も6月から8月までスペインでの夏休み。フランスのパリにも行ったそうですけど、また犬の世話を頼まれたんですよ。しかし今年は、断ったんです。

「したくない」と言いたかったですけど、「引っ越しをするから出来ない」と言い訳をして断りました。引っ越しはしていませんけど。

でも断って正解だったですよ、ホントに。

したくないことを我慢して引き受けるなんてしない方がいいです。断ることで義弟家族との関係が悪化するとか、そんな心配は無用ですしね。良好な家族関係がもともと無いんですから。


うちの夫の妹はドバイ在住なのでしょっちゅう会えるわけではありませんし、私の妹達は日本に住んでいるので会えないし、義弟家族が唯一の家族なわけですからね、本当はお互いの家を訪問し合ったり一緒に何かしたりしたかったんですけど。

我が家に来てくれたことは何回かあるんですよ。でも、どうも奥さんがイヤイヤ我慢して来ているのが雰囲気から分かりますからね、こっちも楽しくないわけです。

どうして嫌われているのか分からないので、どうしようもないです。私に直すべき落ち度があるのなら直しますけど、分からないですから。まあね、私にもお付き合いしたくない嫌いな人がいますから、そういう感じなんでしょう。

なんでこんなことを今日書いているかと言うと、義弟の奥さんと娘のヴェドラちゃんが長い夏休みから今日帰って来ると聞いたからです。義弟はしばらくアイスランドを一人で旅行してから帰るんだそうです。

義弟だけ好きなことをしてズルいということか、奥さんはインドネシアのバリ島に一人で旅行に行くことにしていると聞きましたけど、その間、娘のヴェドラちゃんは誰が面倒を見るの?

学校を3ヶ月も休んで旅行していたんですよ。学校生活に戻るのに親のサポートがいるだろうに。私だったらそんなことは出来ないわ。

なんだか私は腹が立って仕方がないのですけど、価値観の違いということですかねえ。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿