2023年8月7日

慢性めまいと前庭リハビリ

実はここ数日めまいがひどいです。そのせいだと思いますが、軽い吐き気も続いています。

このブログを定期的に読んでくださっている皆さんはご存知でしょうけど、私は2年前の今頃に激しい回転性のめまいで倒れて救急車で運ばれたことがあるんですよ。

平衡感覚のコントロールをしている内耳と脳をつなぐ前庭神経の炎症が原因だったのですけど、大変な目に遭いました。

あれから2年が過ぎまして、いまだにフラフラしているんですが、ここ数日はめまいがひどいのです。

病院に運ばれた時のように周囲がグルグルと回転してはいませんが、しょっちゅう立ちくらみのようにクラクラ〜として目の前が暗くなるような感じがします。一瞬身体のバランスを失って転びそうになったりもします。

前庭神経炎を引き起こすウイルスというのは、一度感染すると一生涯体内に潜伏し続けるヘルペスウイルスではないかと言われていて(そう確定しているわけではないそうですが)、風邪とかで抵抗力が低下すると活発化するわけですよ。

口唇ヘルペスや帯状疱疹の原因になるウイルスですが、どうも私の前庭神経はこのウイルスにやられちゃったらしいのです。炎症が起きたのは右側でした。

ステロイド薬のお陰で回転するめまいはおさまり、時間はかかりましたけど普通の暮らしができるようになって、後は徐々に治っていくものと思っていたのに。

ウイルスによって一旦ダメージを受けた前庭神経というのは、元には戻らないんだそうですよ。死んじゃった部分はもうオシマイなんですって。

ダメージを受けなかった部分や他の神経で役割を補い、脳が適応してくれるだけなんだそうです。

前庭神経炎では、ふらつきが数年にもわたって続くことも少なくないそうで、ふらつきを改善するための「前庭リハビリ」というのが効果があるということなので、私もやっているんですけど。

「前庭リハビリ」については、NHKのウェブサイトにある情報が分かりやすかったです。

このリハビリは、めまいが慢性化している人だけではなく、高齢でふらつきがちな人にも効果があるそうですけど、このリハビリをやると頭がクラクラするんです。

最も簡単な「目だけを左右に動かす」というのだけでも立ちくらみに似た感じになります。目を左に動かした時が特にいけません。

腕を伸ばして親指を立て、その親指を見続けながら「頭を左右に動かす」という運動もかなり強い影響があります。

「頭を左右に動かしながら歩く」というのをするとバランスをくずしそうになります。

 「椅子から立ち上がって歩く」とか「方向転換して歩く」ではあまり影響を感じません。どうも目を動かすことがクラクラする原因になるようです。

どおりで車の運転中に目がまわるはずですよ。運転中は、しょっちゅう右を見たり左を見たり、ミラーをチェックしたり、後ろを見たりと目も頭も動かしていますからね。

食品の買い出しに一人で行くのが怖いので、土曜日に仕事が休みだった夫に一緒に行ってもらいました。目がまわっている私の運転で、目が見えなくなって来ている夫と一緒に買い物に行くなんて、これから先が思いやられます。


前庭神経炎の激しく回転するめまいの一番怖いところは、めまいが突然始まることです。ある日ある時、突然に周囲が回転し始めるんですからね。

回転するめまいというのが良く分からない方もいらっしゃると思いますが、10回ぐらいその場でクルクルと回ってごらんなさい。突然止まると目が回ってまっすぐに歩けないでしょう?そういう状態になるんですよ、ある時突然に。

私の場合、突然周囲が高速回転し始めましてね、それこそもうビュンビュンと音を立てるほど回転しているように見えて、立っていることも出来ませんでした。おまけに吐き気がひどくて、激しい嘔吐を繰り返したんです。

そして、その状態が数日続いたんですよ。

自宅ではない場所で再びああいう状態になることが心配です。

スーパーの中とか車の運転中に回転するめまいが始まったらどうしたらいいのでしょうか。もしもそんなことになったら、誰かに救急車を呼んでもらうしかないです。

親切な人が助けてくれるとは思いますけど。

前回倒れた時には嘔吐がひどかったので、もしもの時のために嘔吐袋とタオルハンカチをバッグの中に常備しています。

救急隊員の方に私の緊急連絡先や病歴、アレルギー、服用中の薬などを知らせるためのメディカルIDも準備しています。

メディカルIDは、iPhone のヘルスケアアプリ「Health」の中にあります。救急隊員の方ならご存知のはずですから、これを見てもらえれば役に立つはずです。

心配ばかりしていてもしようがないので、もしもの時のための準備をしたら少し不安が減りましたけど、怖いですよ。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿