2023年8月4日

裁判所に訴えられた件のその後

「裁判所に訴えられた件」という記事に書きました通り、うちの娘が3月に衝突した車の持ち主から損害賠償の支払いを求めて裁判所に訴えられましてね。

裁判所の関係者がわざわざ我が家まで訴訟の書類を届けに来られたのが、先月25日のことでした。

詳しいことは「裁判所に訴えられた件」「裁判所に訴えられた件の続き」を読んでいただくとして。

事故は完全にうちの娘の不注意が原因だったんです。家の前に駐車してあった車にぶつかったんですから。ぶつかったのは韓国メーカーのKIA車でした。誰も乗っていなかったので、物的損害だけでした。

事故の後、娘が自動車保険に入っていた保険会社から被害者に対して賠償金の提示があったのですけど、被害者は提示された金額を拒否したのですよ。

私のカローラなら3台買ってもおつりが来る金額だったんですけど。

保険会社との間で合意に至らなかったために、被害者はうちの娘を裁判所に訴えたわけです。

訴訟書類を読みますと、被害者はものすごい額の損害賠償を請求しているんです。壊れた自動車の弁償以外にもいろいろあって、中でも120万円以上の代車費用がちょっと信じ難かったんですよ。

事故直後に、この被害者が保険会社からの賠償金でもっといい車が買えると言っていたと聞きましたので、不当に高額な賠償請求をしているのではないかと私は疑っていたんですけど。

保険会社に訴訟書類を送ってから1週間が経過し、何も連絡が来ないままだったので説明を求めたところ、やっと娘にメールで返事が来ました。

簡単に言うと、この訴訟には保険会社の弁護士がうちの娘の代理人となって対応してくれるそうです。

相手側が権利のない費用の請求を行っているとして娘の弁護をする方針だそうで、保険会社は請求されている通りの金額を払うつもりは無いようです。

実際に裁判が行われることになっても、保険会社の弁護士が代理人となるのでうちの娘が出廷する必要も無いそうです。

もちろん娘が負担しなくてはならない費用も無いとのことでしたから、娘も私達も安心しました。

担当者のメールアドレスや電話番号をもらいましたから、必要な場合は直接担当者と連絡を取ることが出来ます。

こういうことになるだろうとは思っていましたけど、娘のメンタルヘルスに悪影響が生じることを心配していましたからね。「我々にお任せ下さい」という保険会社の対応に、私達家族は安堵しました。

そして、今後とも自動車の運転をする限り、必ず自動車保険には入っておかなくちゃあいけないと痛感しました。

「もしも入っていなかったら…」なんてことは考えたくもないレベルのトラブルになっていますから。


本当に裁判になるのでしょうかね。

相手側は、訴訟するに当たり代理人となる弁護士を雇っていますけど、実際に裁判となれば解決までに時間がかかるでしょうし、弁護士に支払う費用も訴訟の書類を作ってもらっただけでは終わりません。

相当な費用がかかりますから、自分が手に入れられる賠償金が少なくなると思いますけど。

私が理解しがたかったのは代車を借りるのに120万円以上もかかっていることなのですが、保険会社が言う「権利のない費用の請求」というのはこのことではないかと思います。

請求していた額から判断すると、壊れた車は修理していませんから買い替えたのです。新車を買ったと思われます。買ったのが同じ韓国車のKIAだったかどうかは知りません。

新車を買ったのなら代車が必要だった日数もそれほど多くなかったと思うのですが、2週間かかったと見積もっても120万円以上はありえないと思うんですよ。

レンタカーというのは、一日あたり200ドル(2万円)も出せば借りることは出来るでしょ?新車を買うまでに1ヶ月かかっていたとしても120万円以上もかからないでしょう。

どうせ保険会社が払ってくれるからと思って、レンタル料金の高い高級車を借りたのかもしれませんよ。もしそうだとしたら、裁判でその費用が認められるとは思えません。

裁判になれば、相手側は賠償請求額の正当性を証明しなくてはいけませんよね。

まあとにかく、自動車保険に入っていたおかげでうちの娘は助かりました。


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