我が家のセントラルヒーティングは、大型ガスヒーターからの温風を強力ファンで家中に送り込むようになっているので、ガスも電気も大量に消費します。
2000ドルを超すガス料金の請求書が来て、うちの夫が「もう使うのをやめる」と言うのでね、セントラルヒーティングを使うのは完全に止めてしまったんです。もう1ヶ月半も寒い暮らしです。
セントラルヒーティングは、どうやら再び故障していたらしいのですけど、使わないのに修理してもらう必要もないので、故障したままになっていました。
メルボルンは、真冬なのに暖かくなり始めて春めいて来ていたのですが、やはりメルボルンの天気はあてになりません。真冬に逆戻りしました。
朝の気温が3日連続で氷点下になりまして、隙間風がビュウビュウ吹き込む我が家はジョーダンじゃあない寒さです。2階のトイレの窓は常に開いている作りですから熱効率は最悪。外が寒いと家の中も寒くなるのですよ。
しかし、いくら寒い朝でも、平日は居間の薪ストーブに火を入れたりはしません。薪ストーブは暖かくなるのに時間がかかりますし、日中は居間で時間を過ごす人はいませんからね。要するに無駄なんです。
ですから、朝はまず防寒コートを着て、キッチンのエアコンから出てくる温風に当たりながらコーヒーを入れて朝ご飯のポリッジ(オーツ麦のミルク粥)を作ったら、すぐ仕事部屋に行くんです。
そこでオイルヒーターが暖まるのを待ち、その後はオイルヒーターにしがみつくようにして過ごすのですよ。薪ストーブは、夫が帰って来る頃に火を入れておいてあげます。
さて、うちの夫は火曜日の夜から義母(夫の母親)の家に泊まりに行っていたんですけど、夫がいなかった水曜日の朝は気温が氷点下2度まで下がりました。家の中は0度に近かったでしょう。
薄っぺらい布団で寝ているうちの息子なんて、持っている服を全部着ているのかっていうくらいに着込んでいましたが、いやあもう本当に寒かったんです。
寒いと身体に力を入れますからね、肩が凝ってしようがない。早く本格的に春が来て暖かくなってくれないと、こんな暮らしはツラ過ぎる。
そんなことを思っていた昨日の朝、気温は3度でした。3度は寒い方ですけど氷点下に比べたら暖かいと感じるんですよ、不思議なこと。
暖かい上着をはおり、防寒コートも着て部屋から出たら、
何だこの生ぬるい暖かさは!
3度ってこんなに暖かかったっけ?
キッチンに行くとエアコンから温風が出ていましたが、防寒コートを脱ぎたくなる暖かさになっていましたからエアコンを消しました。
そして、エアコンが静かになってやっと気がついたんです。ゴーーーーという音がしていたので。それはセントラルヒーティングのガスヒーターの音ですよ。
「ちょっとお、セントラルヒーティングは壊れてたんじゃあないの?」
「いや、壊れてはいませんでした」
「お金がかかり過ぎるから使っちゃあダメだったんじゃあないの?」
「今朝は寒過ぎるから使うことにしたんです」
最近私は収入がほとんど無いものですからね、電気代もガス代も家賃も全部夫が払ってくれているのでどうも気が引けて、「使うな」と言われたからその通りにして氷点下の朝も耐えていたのに。
寒すぎる時は使っていいのなら、これからはもう使いますよ。
一日中使うのは無駄使いですけどね、せめて朝だけ、寒さで震えなくてもいい程度になるまでだけでいいからセントラルヒーティングを使えたら、私達の暮らしの質は大きく向上します。
セントラルヒーティングのガスヒーターってね、やっぱりパワーがすごいんです。あんなに冷え切っていた家の中が筋肉がゆるむほど一気に暖かくなりました。ガスヒーターからの温風を家中に送り込むファンのパワーもすごいですから、当然ガスも電気もいっぱい使うわけですけど。
今朝の気温は8度。
この気温だとオイルヒーターだけで十分です。もちろん防寒コートは着ていますけどね。
もっと熱効率の良い小さい家に引っ越せたら、こんな寒い思いをすることもないのになあ。
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