2023年7月25日

褒められる料理と努力の反比例

うちの夫がどこかの誰かに腎臓を差し上げたいと希望して、かれこれ2年近くも検査を受けて来た話はこのブログで度々話題にしていますが、ついに手術日が決まりましたので、少しでも体重を減らしたい夫のために、私はお料理を頑張っています。

低カロリーでしっかり満腹感があって栄養がちゃんと摂れる晩ご飯。

夫の希望もあって、具だくさんスープが基本です。いろいろな野菜をこれでもかというくらい入れますし、お肉や魚やシーフードなどのたんぱく質もたっぷり入れます。最近は豆類を入れることもありますが、レンズ豆はおならが出るからと不評です。

味付けも、毎日同じような味付けでは飽きるので、トマト味、ミルク煮、味噌味、しょうゆ味、中華風、カレー味などなど、いろいろ工夫していますよ。もち米粉で作った団子を入れたり麺を入れたりもします。

しかし「ああ美味しかったあ!」という言葉は聞くことは無いです。「ありがとう」とは言いますけど。

そんな昨日、スープばっかり続いてうんざりして来ているんじゃあないかと思って、夫の大好物の「肉を焼いたのと蒸し野菜」という献立にしてあげることにしました。肉は鶏肉しか無かったので、鶏肉です。

蒸し野菜というのは味つけ無しで、蒸しただけの野菜です。ニンジンとカリフラワーとブロッコリを蒸しました。

鶏肉もいつもは塩コショウして焼くだけですが、昨日はポルトガルチキンのスパイスも少しふりかけてから、油が飛び散るのを防ぐために小麦粉を少し付けて焼きました。

こんな簡単な晩ご飯は無いですよ。

そうしたらですね、夫はいつものようにテレビの前に座って食べていましたが、いつもなら食べ終わった後にすぐお皿を持って来たりしないのに、キッチンまでお皿を持って来て言ったんです。

チキンがサイコーでした!

夫は「スパーブ(Superb)」という言葉を使ったんですが、それは「最高である」「素晴らしい」という意味の言葉ですけど、こんなお褒めの言葉をもらうのは滅多にないことです。

味にこだわって時間をかけて作っても「スパーブ」なんて褒められたりしません。

肉を焼いたのを出した時だけです。


そう言えば、先週は1回だけ「美味しかった!」と言ってくれたことがありました。

スーパーで売っているS&Bのカレールウで作ったカレーライスでした。

私がカレー味の料理には努力をしなくなった理由について、これまでに何度も記事に書いて来ました。つい先週も「干しぶどうとカレー紛争」という記事を書きました。

「美味しかった!」と褒められた時のカレーライスはですね、まったくの手抜き。入れた材料はニンジン、玉ねぎ、じゃがいもだけで、お肉は久しぶりに牛肉を入れたんです。ただそれらを煮てS&Bのカレールウを入れただけ。

夫が褒めたのは、牛肉が入っていたせいだと思いますよ。自分の好きな味だったんでしょう。どうせ干しぶどうだらけにして食べたんですから。

ホント、頑張っても張り合いが無いのでございます。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿