2023年7月29日

大麦はサラダにスープに大活躍

麦茶やビールの材料である大麦ですが、日本で麦ご飯に入れる「押し麦」や最近話題になっているらしい「もち麦」というのも大麦の一種です。

米にうるち米ともち米があるように大麦にもうるち麦ともち麦があるんだそうで、「押し麦」というのはうるち麦の大麦をローラーでつぶしたものだそうです。

見た目のよく似た穀物を日本ではナントカ麦と呼びますが、英語ではそれぞれ個別の名前がありまして、大麦は「Barley(バーリー)」と呼ぶんですが、私が料理に使っているのは、パールバーリー(Pearl Barley)と呼ばれる精麦した大麦です。

最近、私はこのパールバーリーを毎日のように料理に使っているんですよ。

パールバーリーは、ローラーでつぶしていない押し麦のようなものですけど、押し麦みたいに真っ白ではありません。見た目は玄米みたいです。表皮の茶色い部分はほとんど残っています。

スーパーで買うと、500グラム入りが1ドル60セントです。


パールバーリーは柔らかくなるまで煮るのに結構時間がかかりますが、もちもちプチプチした食感で、私は大好きなんです。

うちの夫の減量のために毎日のように晩ご飯に具だくさんスープを作っていますけど、スープにパールバーリーを入れると美味しいし食べごたえがあります。それに大麦の栄養も摂れますしね。

オーツ麦や大麦の健康効果は皆さんもご存知だと思いますが、豊富な食物繊維が排便促進に効果があり、食後の血糖値上昇を抑制したりコレステロール値の低下など生活習慣病の予防にも役立つのですよ。

パールバーリーを料理に使う一番の問題点は、やはり調理時間です。30〜40分は煮ないと柔らかくなりません。

毎回毎回そんなに煮るとガス代がかかりますし面倒くさいですからね、私は食べられるくらいに柔らかさに煮たのを冷蔵庫やフリーザーで保存しておくんです。そうすればお料理に使うのが簡単です。

スープに入れるのなら、他の野菜と一緒に入れると野菜が柔らかくなる頃にはもっちりプチプチになっています。

パールバーリーは炊飯器でも炊けますが、鍋で煮る方が簡単です。米を洗う要領で少し洗ってから、たっぷりの水と塩を少し加えて火にかけます。沸騰してから30〜40分ほど好みの硬さになるまで煮て、お湯を切ればよろしい。

これを使いやすい量に小分けして保存しておくと便利なんですよ。

最近、お昼ご飯に春雨スープをよく作るんですがね、春雨スープにパールバーリーも少し入れると腹持ちが良いのです。

これは豚肉と白菜の春雨スープ。パールバーリーが入っています。しょうゆとオイスターソースを少々と塩コショウで味付けしています。


柔らかく煮たパールバーリーでサラダを作ったりもしますよ。これはひよこ豆とパールバーリーのサラダ。パールバーリーがもちもちプチプチで、ひよこ豆がホクホクで、大変美味しいサラダです。


焼き飯みたいに炒めても美味しいですよ。これはエビとレタスと卵を一緒に炒めたもの


麦ご飯も簡単に作れます。

調理済みのパールバーリーはそんなに水を吸いませんから、水加減はお米の量に応じた水加減よりも少し多めくらいで一緒に炊けます。炊き込みご飯の要領でパールバーリーを追加するだけです。

ちなみに、未調理のパールバーリーと白米を一緒に炊いてはいけません。普通の炊飯時間だとパールバーリーが柔らかくなりませんからね。白米に玄米を混ぜて炊くようなものですから。

ということで、オーストラリアにお住まいの皆さん、安くて栄養のあるパールバーリーをぜひ食生活に取り入れてみて下さい。スーパーの豆を売っているコーナーにあります。

日本でパールバーリーが手に入るのかどうかは、私にはよく分かりません。ごめんなさい。


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