2023年7月20日

4回目の手術はどうなる?

昨日、うちの息子は、痔の手術をしてもらった医者の診察を受けに行きました。3回目の手術は3月8日でしたから4ヶ月以上経っていますが、なかなか良くなっていません。この日までに治らなかったら4回目の手術が必要と言われていた期限が昨日でした。

度々このブログで話題にしていますからご存知の皆さんも多いと思いますが、今までの3回の手術はすべて費用全額負担で民間の病院で受けました。

公立の病院だと基本的に無料なんですが、手術の必要があると分かった頃に新型コロナが始まり、メルボルンでは命に関わらない手術は中止になりましてね。

もちろんとっくに再開されていますけど、現在手術を待っている人が数万人もいるので、うちの息子の順番が回って来るのは何年も先なのですよ。もしかしたら、順番は回って来ないかもしれないのです。

手術費用全額負担となると、手術をしてくれる医者への支払い、麻酔医への支払い、そして病院使用料というのを前払いで払わなければいけません。1回分が合計で40万円くらいかかります。

ちなみに、民間の医療保険に入っていれば、何割かはカバーされるんでしょうけど、保険料の高額な民間の医療保険に入っている人は多くありません。私達もそんな余裕はありません。

息子は、4回目の手術が必要になったら再び家族に迷惑をかけると思っていますし、かれこれもう4年以上も家にこもりきりなんですからね、今度こそ直っていろいろやりたいことがあるのです。

4回目の手術ということになれば、再び手術後の措置と安静期間が必要になって、今までのような暮らしが続くわけですからね、なんとしても昨日までに治って4回目の手術を回避したかったので、お尻を悪化させないようにベッドで横になって過ごす日々が続いていたのですよ。

昨日はうちの夫が仕事が休みでしたから一緒に行きました。私が運転して連れて行きました。

結論は「良くはなって来ているけれども治ってはいない。しかし、現時点では4回目の手術が必要だとも言えない」ということで、6週間後の診察まで様子見なんです。

息子も収入が必要なので何かしたいらしいですが、座った状態を続けることができないので絵を描く仕事はできないしアルバイトもまだ無理ということで、つらい状況はもう少し続くようです。


昨日一緒に行って話を聞いて来たうちの夫の説明によると、息子の痔は3種類あるとされる痔「痔核」「裂肛」「痔ろう」の全タイプの複合で、早期に治療を受けなかったために悪化したものでした。

これがねえ、本当に可哀想なことをしたと悔やんでも悔やみきれないのですけどね、私達が経済的に困窮して夫も私もメンタルの病気でダウンしていた頃に始まっているんですよ。しかも、その後は娘が病気になりました。

食べて行くのにも苦労しているのに、娘の治療費の工面にも苦労している両親を見て、息子は自分のお尻の問題を話すことができなかったんです。

黙って我慢しているうちに次第に悪化してしまい、ついに医者に相談したと聞いたのが2019年の12月でした。

本当に可哀想なことをしたと思いますが、過ぎてしまった時間は取り戻せませんから、一日も早く治って欲しいと願っているんですけど。

お尻の問題の最も深刻だったのは「痔ろう」と呼ばれるもので、一番ひどいやつは尾骨に近いところに出来ていたんだそうです。これがなかなか治癒していないんだそうで、尾骨に近いために座ると圧力のせいで痛みがひどくなるんだそうです。

長く座っていると痛みが悪化したり出血するのはこのせいで、今はまだ長時間座っていなければならない仕事はできないのです。晩ご飯を食べているくらいの時間でも、座り続けることが出来ません。

友人達が旅行に行ったとか、結婚したとか、子供が生まれたとか、そういう話を聞いてどんな気持ちでいるんだろうかと思うと、気の毒でしようがないです。

早く仕事をしてお金をためて日本にワーキングホリデーに行きたいみたいですけど、今はお金があってもどこにも行けませんからね。

皆さんも考えてみてくださいよ。もしも自分が座っていることが出来なくなると、ご自分の暮らしにどういう影響があるか。出来ることが本当に限られてしまいます。

お尻は大事にしないといけませんよ。これをお読みの皆さんの中に、もしもお尻に問題を抱えている方がいらっしゃったら、悪化する前に早く医者に相談した方がいいです。

オーストラリアにお住まいの方なら、まずはGP(一般開業医)に相談することです。手術が必要なほど悪化させてしまうと、公立病院で順番待ちをしても順番は回って来ませんからね。

経済力があれば、どんな病気でも民間の病院ですぐに治療を受けることができますけど。私達に経済力があったら、そもそもここまで悪化するまで放置することもなかったわけです。

ホントに可哀想なことをしたと思います。


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