2023年7月12日

うち娘の将来の夢に驚く

うちの娘は、火曜日は大学院の勉強を休んでアルバイトをする日なんですが、昨日はシフトが入っていなくて一日時間が出来たからと言って、私をある場所に連れて行ってくれました。

娘がずっと私を連れて行きたいと思っていた場所だそうです。

メルボルンから少し北のブランズウィック(Brunswick)という街にある「CERES Community Environment Park」というコミュニティーパークです。

「CERES 」をどう発音するのかよく分からなかったのですが、これは「セレス」ではなくて「スィリーズ」と発音するようです。

コミュニティーパークというくらいですから、自治体が所有する土地に作られているんですが、独立した団体が運営しているそうです。


このコミュニティーパークが目指しているのは、人々が再び土を愛するようになることだそうで、パーク内には教育センター、コミュニティ農場、収穫した野菜などを使った料理を提供するカフェ、売店、花や野菜の種苗や植木を売っている店、子供達の遊び場などがあります。


昨日は春のように暖かくて天気が良かったので、小さな子供さんを連れた若いお父さんやお母さん達が大勢来ていました。犬を連れた人達も多かったです。

かなり広い駐車場がありますが、私達は車を停めることが出来なかったので、少し離れたところにある駐車場に停めました。

コミュニティーパークですから入場料などいりません。自由に入って散歩をしたり買い物をしたり、子供を遊ばせたり、カフェで食事をしたり出来ます。


うちの娘は、住んでいるシェアハウスでも我が家でも最近は園芸に夢中なんですが、将来夢見ているのはこういう暮らしなんだそうですよ。

とにかく畑をやりたいのだそうです。野菜や果物や花を栽培したいから広い庭のある家に住むとは言っていましたが、娘の夢はさらに大きくなっていて、鶏とヤギを飼いたいそうです。

鶏やヤギを飼うには、お隣りの家と距離がある田舎でないといけませんね。

鶏は卵のために飼うのかと思ったら、肉を食べるためでもあるんだそうで、鶏の絞め方とか狩猟も習いたいと言っていて、お母さんはびっくりしましたよ。

コミュニティーパークには至る所に鶏がいましたから、娘は鶏を見る度に「いいなあ、いいなあ、私も鶏が欲しい!」と大興奮していました。

娘はまだ風邪が完全には治っていませんでしたからね、においが分からないようでしたけど、鶏小屋はもちろんすごい臭いがしていましたよ。

ヤギを飼いたい理由は、ヤギのミルクをしぼってチーズとかを作りたいからだそうです。アルプスの少女ハイジみたいです。私はヤギのミルクは臭いから好きじゃあないんですけどねえ。

ミツバチも飼うそうです。そしてハチミツを自分で作るんだそうです。

そして、もちろん犬を飼います。娘は子供を生むことは無いと断言していますから、犬が家族になるのです。本当は犬だけではなくて黒猫も飼いたいそうですが、深刻な猫アレルギーがありますから猫はあきらめているそうです。

とまあ、こういう話を聞きながらですね、足が痛いのに広いコミュニティーパーク内を歩き回って、カフェでヴィーガンソーセージロールを食べて、野菜の苗を買って、娘が住んでいるシェアハウスに寄って買った苗を植えてから、家に帰りました。

ホントにもう、どうしてこんなことに興味がわいたんでしょうか。

畑をやりたいとか犬を飼うというのはずっと前から聞いていましたけど、鶏やヤギを飼うとか鶏を自分で絞めるとか狩猟を習うとか、もうお母さんには良く分かりません。

とにかく、こういうのが夢なんだそうですから、この夢を叶えるためには家と土地を手に入れなくてはいけません。そのためには十分な収入が必要ですから、今は心理カウンセラーになるための勉強とトレーニングに励んでいるというわけです。

夢を持つというのは良いことですけど、まさかこんなことを夢見るようになっているとは、まったく想像もしていませんでしたよ。


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