2021年9月13日

またも入院!今度は鼻血で

現在月曜日の午後3時前。病院から帰ってきたところです。

昨晩、シャワーを浴びていましたら鼻血が出始めたんですよ。少しくらい鼻血が出ることはよくあることですが、昨晩の鼻血はボトボトと鮮血が滴り落ちてなかなか止まらず、シャワーから出るのに苦労しました。

バスルームのティッシュが無くなっていましたので、バスルームの隣りの寝室にいた娘に助けを求め、ティッシュを持って来てもらいました。

ところがね、出血の量が多すぎてティッシュなんかでは全く対応できなかったのです。後の洗濯が気になりましたがタオルを使いました。

ところが出血が止まる気配はありませんでした。

どんどん真っ赤に染まって行くタオルの洗濯が気になった私は、洗面器にそのまま滴り落として止まるのを待ったんですけど、鮮血はポトポトポトポトと洗面器を真っ赤に染めて溜まって行くのです。

それはもうまるで犯罪現場!

その様子を見て娘は大興奮ですよ。

騒ぎを聞きつけてうちの夫や息子もやって来ました。娘と息子は写真を撮ろうと話していましたが、そんなことはお母さんが許しません。

夫は「ヒロコは次々と病気になるなあ」「病院に行くしか無いよ」「これは普通の鼻血じゃない」と呆れているのでした。

しばらく時間が経ってもポトポトポトポトと流れ出る鮮血の量に怖くなったらしい娘は、看護師になる勉強をしているという友達に電話をして相談しました。その友達は「ナースオンコール(Nurse On Call)」というヴィクトリア州の電話相談サービスに電話をするように言ったので、娘が「ナースオンコール」に電話をしました。

洗面器に前かがみで立ち続けて疲れて来た私は、キッチンからガラス製のボウルを持って来てもらい、滴り落ちる血をそのボウルに受けなから居間のソファに座り「ナースオンコール」の看護師の指示に従いました。

小鼻の柔らかい部分を指で強く圧迫するように指示されましたので、それを続けましたが、出血が始まってから20分を過ぎても真っ赤な鮮血の鼻血は、ポトポトポトポトとボウルに溜まり続けました。

しばらく圧迫を続けた後で「ナースオンコール」の看護師が病院の救急へ行きなさいと指示したので、行きたくなかったんですけど行くことにしました。救急車は呼ばず、娘が運転する車で我が家から最も近い公立病院のマルンダ病院に行きました。

この娘がですね、病院の事をよく知らないと言いますか、病院から離れた路上に車を駐車しようとしましてね、「救急外来の入口に行って!」とお母さんは言っているのに、「ここでいいでしょ!」とか言うんですよ。

ボウルを抱えてそれに鮮血を滴らせているんですよ、私は!

今度は正面玄関に行ってしまい、そこでは車を停められなかったので、次は有料立体駐車場に入って行こうとする娘に「違う違う!救急外来の入口よ!Emergencyのサインを探して!その入口の前に車を停めるスペースがあるから!」

私はキッチン転倒顔面強打事件の時に、このマルンダ病院の救急外来に運ばれておりますので、入口の前に駐車スペースがあるのは知っていたのです。

とにかく大騒ぎしながら救急外来に着きました。

中に入ると、夜だというのに順番を待っている人が数名いましたが、ボウルを抱えて真っ赤な鮮血を滴らせている私(おそらく顔も血だらけだったはず!)を見た入口にいた看護師の方が、ティッシュやウェットティッシュを持って来て下さって、迅速に対応してくださいました。

そして、順番待ちをしていた皆さんの視線を浴びながら、車椅子に乗せられて直ちに救急治療室に運ばれたのです。ここから先へは付き添いの娘は入れませんから、ろくに会話もせずにあっという間に連れて行かれました。

アレですよ、先日回転性の目まいで倒れて救急車でボックスヒル病院に運ばれた時に比べると、その迅速さは比較になりませんでしたよ。病院まで10分ほど。駐車に手間取ったけど、救急外来に入って治療室に運ばれるまで10分ほどだったでしょう。

それでも、鼻血が出始めてからすでに1時間近くが経っていました。鼻血は止まる気配はなく、ドボドボと出続けていたんです。

治療室に入ってベッドに横になっても、医者がやって来るまでには長時間待たされることも多いのですが、やはりね血だらけになってボウルに半分ほども鮮血が溜まっているのを抱えているおばちゃんは優先患者ということだったのでしょうか、すぐに医者がやって来て治療が始まりました。

小鼻の柔らかい部分を指で強く圧迫するのを続けたり、スプレー式の薬を鼻の中に何度も入れましたが、出血は全然止まりませんでした。圧迫している間に中に溜まった血液が喉の奥に流れてくるし、血液は時間が経つと固まってきますから、時々ゲボっと血の塊を吐き出したりしていました。

そして、最終的に行われた治療というのがすごかった。

長さ10センチか12センチくらいある筒状のものを鼻の穴の中に入れて、この筒状のものに付いている細い管から空気を送り込んでパンパンに膨らまして、出血している傷口を鼻の穴の中から圧迫して止血するというものでした。

私の鼻の穴はそんなに大きくないので、最初に入れた筒が大きすぎたのかやり直したんですよ。この筒状のものを奥まで入れるのが凄まじく不快で痛かったです。そして、入れ終わってからこれ以上膨らましたら鼻の穴が破れますというほど膨らましました。

そのため鼻は巨大な饅頭みたいな哀れな姿に変形しましたし、鼻は両方とも完全に詰まってしまっていますから息は出来ませんし。

出血しているのは左側だと思いましたが、両方に入れました。ただし左側のは、右側の倍以上膨らませてプレッシャーをかけていました。

これが痛くて痛くて。

これを朝まで付けておかなくちゃあいけないと言われた時の絶望感と言ったらもう…

また入院ですよ!

鼻の穴に入れた筒のプレッシャーのせいで直ぐに頭痛が始まりました。

ずっとベッドに座った状態でしたし、頭痛がひどくて眠るどころではないので痛み止めを処方してもらったのですけど、この痛み止めがとんでもないことになったのです。

(つづく)


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