2022年6月24日

ロードレイジで罵声を浴びる

「ロードレイジ」(Road Rage)という言葉がありますね。「ロード」は道路、「レイジ」は激怒という意味で、車の運転中に激怒してキレることを意味します。

他の車に割り込まれたり、追い越されたり、クラクションを鳴らされたりなどで激怒して、腹がたっただけでは収まらず、暴力的な報復をする人がいます。

運転中に腹が立つのは私も理解できるんですよ。信号が青に変わって動き出すのが0.5秒遅かっただけで後ろからクラクションを鳴らされたりするとムチャクチャ腹が立ちますけど、私は腹が立っても車の中で一人で叫んでいるだけです。根が臆病者ですからね、相手の運転手に聞こえるように何か言ったりはしません。

昨日は、イライラさせられる運転手がいました。午前中に食品の買い出しに行った時ですが、制限時速60キロの道路をずっと40キロで運転していたのです。追い越せるチャンスがあると皆さん追い越して行きましたが、私がその車のすぐ後ろになった頃から追い越し禁止区間になり、ずっとノロノロ運転が続きました。

私の後ろにも数台が連なっていましたが、皆さんイライラしていたのでしょう。

道幅が少し広くなった時、私のすぐ後ろの車がなんと路肩を利用して左側から追い越しをかけたんですけど、追い越す時にぶつかりそうになりました。

何とか追い越して、エンジンを吹かしながら猛スピードで行っちゃいましたけど、内側から追い越すなんてよほどイライラしていたんでしょうね。

私は安全に追い越せるまでずっと我慢して、追い越す時に運転手を見ましたら50歳代くらいの普通の男性だったので驚きました。きっと高齢者だろうと思っていたので。

その男性は、自分が他の車に迷惑をかけていることなど全く気にしていない様子でした。

イライラさせられましたけど、激怒するほどのことではなかったです。

しかし、些細なことで激怒する人はいるものでね。

昨日の夕方のことなんですけど。

うちの夫をリングウッド駅の裏まで迎えに行ったのです。リングウッド駅を利用する人を車で送って行って降ろしたりピックアップしたりするためのスペースは、駅の裏にあります。

リングウッド駅の隣りにはショッピングセンターもあり、ラッシュ時でしたから周囲の道路や交差点は大混雑していました。

駅の裏に向かう道路の交差点をやっと右折して、ピックアップスペースに近づきましたら、3台分のスペースしか無いのですが、3台車が停まっているのが見えました。私が車を停めるスペースが無いということが分かったわけです。

その時、うちの夫が待っているのが見えました。

ピックアップスペースの手前には車1台分くらいの空きスペースがありましたので、そこへ車を寄せることにしました。方向指示器を出したのは、車を寄せようとした時とほぼ同時でした。

この時、私の後ろにいたトラックが私の車のすぐ横にピタリとつけて停まり、後続の車をブロックしたまま、助手席のドアを開けて私に何やら叫び始めたのです。

私はその男が何を叫んでいるのか聞こえませんでしたが、私に向かって何やら罵声を浴びせているのでした。私が「何言ってんの?」というアクションをしたので、男は目を見開きました。

その時ですよ。

助手席に座りかけていたうちの夫が外に出て立ち上がり、突然大声で叫び始めたんです。

「ナントカカントカ!方向指示器が遅かったあ?そんなことで文句を言うな!ナントカカントカ!さっさと行け!」

FワードやCワードも連発して激昂です。

トラックの男は、大混雑している狭い道路で後続車をブロックしていたんですから、前に進むしかなくて行ってしまいましたけど。私は悪いことをしてしまったという自覚がなかったのでね、どうして罵声を浴びせられているのかが理解できなかったんです。

確かに方向指示器を出したのはピックアップスペースの手前で左に車を寄せようと決めた時ですから遅かったでしょうが、そのせいで後ろにいたそのトラックに迷惑をかけたとも思わないんですよ。速度はかなり遅かったでしょうけど、道路は最初から渋滞していたし、駅裏のピックアップ用の場所なんですから仕方がないじゃあないですか。

あのくらいのことで腹を立てて、車を横につけて、窓を開けて、罵声を浴びせたりするんですねえ。

まあ、私には男の声は聞こえなかったので、罵声を返していたうちの夫の方が怖かったですけど。うちの夫はね、時々運転中に人が変わったようになることがあるんです。

言われて言い返し、やられてやり返し、時々大喧嘩になって、人が怪我をしたり殺されたりという事件になることもある「ロードレイジ」です。


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