2022年6月20日

ビシューのお散歩方針変更

ビシューの散歩が最近ちょっと難しいことになっていました。

私の右膝は大丈夫なんです。一応無理をしないように気をつけて歩いていますから。問題はですね、ビシューが私との散歩を嫌がるようになったことなんです。

この人とは散歩に行きたくないと思うビシューの気持ちは分かるんですよ。だってこの人は歩くのが遅いし、何をやっても「ノー!」と言われてリードを引っ張られるし、よく怒るし。この人との散歩は楽しいわけがありません。

うちの夫が散歩に行く時には、夫の足元まで行って「Sit(お座り)」と言われなくてもちゃんとお座りしておとなしくリードを付けてもらうのに、私が散歩に行こうと言うと、2メートルくらい離れたところに座って近寄って来ない。だから私の方から近寄ろうとすると逃げるんです。

散歩をあきらめて他のことをやっていると甘えて来るくせに。

昨日の朝、ビシューはうちの夫と散歩に出かけ、元気いっぱいで帰って来ました。夫がどうやってトレーニングをしているのか気になりました。

「ねえ、あなたと散歩する時は、引っ張らずにちゃんと歩くの?」
「引っ張るよ」
「いろんな所のにおいをかぎに行こうとしないの?」
「行くよ!だからもう好きなように歩かせてやってる」

何だとお!

言ってることとやってることが違うじゃないの!

ビシューのリードは、自動的に出たり引っ込んだりするリトラクタブル式のリードなんですけど、それを使って私がいつだったか自由に歩かせたと知って怒り狂って、そんなことをすると自分達のトレーニングが水の泡だと顔を真っ赤にして激昂したんですよ。

うちの夫と娘がですね、ビシューが盲導犬パピーのモリーのように人間に合わせて脇目もふらずに歩けるようにするためのトレーニングを始めたんです。

私はね、ビシューを預かるのはたったの2ヶ月半なんだし、ビシューは盲導犬になるわけじゃあないんだし、まだ8ヶ月の子犬でいろんなことに興味津々で、いろんな所のにおいを嗅ぎながら歩きたいんだから、好きなように歩かせたらいいんじゃあないかと言ったんです。

ところが、夫はそう言う私に激昂したわけです。Fワードまで連発して。

だから私も頑張るしか無くなって、ビシューに盲導犬パピー並みの知能があるのかどうかを疑いながら人間の歩調に合わせて歩くトレーニングをしていたんですよ。そのせいで散歩は苦痛になったのです。

それなのに、

「好きなように歩かせてるう?何だそれ!」
「ビシューは盲導犬になるわけじゃあないからね、もう好きなように歩かせましょう!」
「私は最初からそう言っていたじゃあないの!」

つい数日前は、期待通りに歩かないビシューにキレて蹴りでも入れそうな感じだったのに、夫のメンタルはいつの間にか完全に変わっています。

人が変わったように、ビシューを

甘やかしまくっていますよ…


ビシューが我が家にやってきた頃の夫は、メンタルが不安定ではあったんです。

それが次第に安定して来て、本来の温和で論理的な夫に戻ったのなら、それでいいんですけど。一体いつからビシューを好きなように歩かせていたんだか。

そりゃあ好きなように歩かせてくれる夫との散歩には喜んで行くはずですよ。

最近のビシューは完全にお父さんっ子になっていましてね。毎晩一緒に寝ているわけですし、夫がテレビを見ている時は夫にくっついてソファで寝転んでいますし、夫が動くと金魚のフンのように付いて歩きます。

木を切りに行っていた夫が帰宅すると、シッポどころかお尻を激振させて喜びを大爆発させるんですけど、そんなビシューに夫はでれでれです。

今日から夫は仕事ですから、ビシューと散歩をする時間はありません。散歩は私の仕事になります。ストレスがたまる楽しくない散歩ではなくなったので助かりましたよ。

ちなみに、今朝は私が車で夫をツールショップまで送って行ったんですけど、約1時間後に家に帰りましたら、ビシューは大喜びして私に飛びついたりお尻を激振させたりなんてことは、しませんでした。

別にいいんですど…


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