2022年6月15日

極端なダイエットがもたらした結果かも

健康な腎臓を必要としているどこかの誰かに自分の腎臓を一つ差し上げたいという希望を持ったことから、昨年以来受けて来た数々の検査で何の問題も見つからなかったうちの夫が、医者から指摘された唯一の問題が「肥満」でした。

医者からは、健康体重になってくださいなどという無理な指導は無くて、103キロまで減量してくださいということだったのですけど。

毎週1キロのペースで減量するという驚くべきダイエットと自転車通勤によって、目標体重103キロは簡単に達成し、その後もほぼ毎週1キロのペースで減らし続けていたら新型コロナに感染してしまい、飲まず食わずで寝ているうちに体重は次の目標である95キロに近づいたのでした。

病気で体重が減るのは不健康な減量ですが、ちょっとやり過ぎでしたよねえ。

新型コロナに感染して身体がすっかり弱ってしまう前から、夫はメンタルの調子がおかしくなっていましたけど、今から考えると、メンタルが不安定になったことと極端なダイエットは関係があるのではないかと思えてならないのです。

夫は双極性障害のために、「躁状態」になることを防ぐ薬と、その薬のために「うつ状態」に陥るのを防ぐための薬を長年服用しています。炭水化物を摂取しないとか、昼ご飯はダイエットシェイクだけとか、晩ご飯は具だくさんとは言えスープだけとか、そういう極端なダイエットが薬の効果に何らかの悪影響を及ぼしたのではないかと思うんですよ。

あるいは極端な炭水化物制限が、もともとバランスが悪くなっている脳内の神経伝達物質の分泌に影響したかもしれないし。

メンタルヘルスの治療薬を飲んでいる人が減量をする場合は、医者に相談しながら行うべきだったと思います。


新型コロナで身体が弱ってしまいましたので、回復のためには炭水化物を食べた方がいいと私が言いまして、夫はご飯を食べ始めたんですが、今まで我慢していたパンやクッキーやケーキも食べるようになり、最近はすっかり減量する前と同じ食生活になっています。

今まで我慢していた分、クッキーやケーキは美味しくてしようがないようです。パンも我慢していましたからね、大好物の目玉焼きを乗せたトーストを実に美味しそうに食べていますよ。おかげであっという間に体重が1キロ増えたそうです。

食べずに激しい運動(自転車通勤)をして痩せたんですからね、運動もせずに以前と同じように食べていればリバウンドするのは当たり前ですが、今は体重のことをあまり気にせずに、医者から指導された103キロだけは越えないように注意して、バランス良く何でも食べたら良いと私は言っています。

メンタルの方は随分落ち着いて、いつもの夫に戻って来たように見えます。

精神科医の診察を受けるために、かかりつけのGP(一般開業医)のリム医師に相談に行きましたが、リム医師は精神科医に会う必要は無いとおっしゃいました。つまり治療薬を変更する必要は無いということです。あと一週間もすれば落ち着くはずで、仕事にも戻れるとおっしゃったそうで、リム医師にそう言われて夫もその気になっています。

今週もう一週間休んで、来週の月曜日から仕事に行くそうです。

仕事に行けるようになれば、私も嬉しいです。


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