2022年6月27日

散歩が苦痛な人が犬を飼うこと

毎日のように冷たい小雨が降っています。

正直言って散歩なんかに行きたくないんですけど、行かないわけにはいかないんです、ビシューがいるから。

現在スペインのイビサ島で2ヶ月半の夏休みを満喫中の義弟家族のために、彼らの愛犬ビシューの面倒を見ているわけですが、確かに可愛らしいことは可愛らしいんですけどね、

やっぱり大変…

一番大変なのは、何と言っても1日2回の散歩です。

家の中で飼っているわけですから、外に連れて出てやらないとストレスが溜まって悪さをします。かまって欲しくて四六時中飛びついて来ますから、遊んでやったり散歩に行ったりしないわけにはいかないんです。

人間に合わせて歩くようにするという無理なトレーニングを止めて、好きなように歩かせることにしましたから散歩は楽になりましたが、歩くのが嫌いな私には犬と一緒に歩いても楽しいことではありません。

右膝が痛くなる心配がありましたけど、歩き方には気をつけていますので痛みは出ていません。むしろ違和感が無くなって来て、筋肉痛も無くなりました。

30分歩くとハアハアと息が上がっていましたが、楽になって来たので体力が付いてきたんでしょう。健康に良いのは確実です。でも、やっぱり散歩は楽しくないし、面倒くさいのですよ。

毎日のように雨が降っていますので、道路脇の草は濡れているし泥がぬかるんでいます。散歩に行くとビシューは汚れます。帰ったら洗わないといけませんし、散歩中にはウンチを拾わないといけません。

昨夜は、真夜中におトイレに行く時に細心の注意を払って音をさせないようにして行ったんですけど、わずかな物音が聞こえたんでしょうね、2階の夫の寝室から降りて来て、おトイレの外で待っていました。

私がおトイレから出ると大喜びして私の寝室へ走って行き、ベッドに寝転んでしまいましたから仕方なくまた一緒に寝たんですが、早朝に目が覚めたビシューが私の顔を舐め回すので、私も起きるしかなくなりました。夫の出勤時間が遅い日はゆっくり眠りたいのに、そういうわけには行かないのでございます。

家の裏庭はビシューのおトイレになっていますので、毎日ウンチを探してそれを捨てなくてはいけません。

退屈すると大抵靴を見つけて来てかじっています。注意しているんですけど、ついうっかり靴をビシューが届く場所に置いたままにしてしまうのです。退屈しないように、遊んでやらないといけません

それから、ビシューは毛が抜けないカヴードルという種類の犬ですけど、毛が全く抜けないわけではありません。人間だって抜けるんですからね。それに家の外を走り回った足で家の中を走り回るから家の中が汚れます。

掃除は毎日しなくてはいけません。

今朝は居間のカーペットの上でゲボを吐いたので、お掃除をしなくちゃあいけなかったし。ウンチは家の中ではしなくなりましたけど。

ということでね、

しなくちゃあいけないことが増えるっていうのは、自分がやりたいことができる時間が減るっていうことですから、「しなくちゃあいけないこと」が楽しめないということは、犬のいる暮らしが私には向いていないということだと痛感したわけです。

もう保護犬を探すサイトを見たりしませんよ。


自分が好きな時に一緒に遊んでやったり、一緒にソファーに座ってテレビを見たり、それだけなら可愛らしいですよ。

うちの夫が新型コロナからの回復後、仕事を休んで家にいた間は散歩や汚れたビシューを洗うのをやってくれたので私はビシューの世話が大変だと思いませんでした。散歩は苦痛でしたけどね。トレーニングをやっていたんですから。

しかし、朝の5時に起きて夫をツールショップに送って行くことからスタートする暮らしに戻り、ビシューの世話や相手をすることが全部私の仕事になってからは、犬を飼うことの大変さを痛感したというわけなんです。

午前中の散歩を頑張ると、流石に満足するのかくたびれるのか、ビシューは昼寝をするようになりましたから、おかげで私は自分がしたいことがきるようになっていますけど。

元気が有り余る犬を活動的ではない60歳を超えたおばちゃんが一人で面倒を見るというのは、ちょっと無理があります。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿