出ると、マスクを付けた男性が立っていて、私達が住んでいる地域の自治体の方だということでした。私達の家から食べ物のカスを含んだ汚れた水が排水されていて溝が大変汚れて悪臭を放っているので、グリーストラップの掃除をしてくださいとおっしゃいましたので、私は顔から火が出るほど恥ずかしかったです。
グリーストラップは半年に一度は掃除をするようにしてくださいと言われましたが、我が家のグリーストラップを最後に掃除をしたのはいつのことだったか。1年以上していないです。
グリーストラップ(Grease Trap)というのは、キッチンから出る排水をせき止めて、排水に含まれる油や野菜くずや残飯などのゴミを沈殿させ、そうしたものが下水道に流れ出ないようにするためのものです。
ところが、私達が住んでいる地域には下水道なんていうものは存在しないのです。
おトイレの排水は、自分の家で処理しなければいけません。各家庭がセプティックタンクというものに排水を一旦ためて、上澄みの汚水を地面に埋めた処理用のパイプに流して地面に染み込ませることで処理するのです。
これの処理パイプが機能しなくなって汚水の水たまりができるようになったのが2年前です。結局、新しい処理用のパイプを地面に埋める工事をしなくてはならなくなりました。
生活排水はどうなっているのかと言うと、
たれ流しです…
フタなどされていないむき出し状態の溝というかドブがあって、そこに流すわけです。かなり汚い溝もありますけど、そうならないように各家庭ではグリーストラップを設置して、油やゴミが溝に出ないようにしているわけなんですけど。
シャワーや洗濯の排水も同じ溝に流れ出ているのですから、そりゃあ環境への悪影響はありますよ。私達が住んでいるところは、一軒の敷地がやたらに広くて家と家が離れていますから、宅地として開発された時に下水道は作られなかったのです。
家が比較的たくさんあるエリアから少しずつ下水道を作るという話はありますが、すべての家が下水道を利用できるようになるかどうかは不明です。
生活排水のたれ流しを続けるのは良くないですけど、田舎の方ではどこもこんな状態です。
私達の家から汚い排水が出ていると言われて恥ずかしかったです。
すぐに夫に話しましたので、何とかしてくれると期待しています。グリーストラップの掃除は、私はしたことがありません。たいてい夫がやってくれるんですけど、セプティックタンクの掃除をやってくれるパキュームカーのおじさんがグリーストラップの掃除もすると言っていましたから、あのおじさんに頼むかもしれません。
ところで、日本では一般家庭にはグリーストラップなんて設置されていないですよねえ。私は聞いたことがなかったですけど、日本にも「グリーストラップ」あるいは「グリストラップ」と呼ばれるものがあるそうですよ。
業務用の厨房に設置が義務付けられているそうです。
レストランやホテル、飲食店などの厨房から発生する排水をせき止めて、ザルで濾し取ったり沈殿させたりして分離するそうですが、グリーストラップに溜まった汚泥は、産業廃棄物処理ができる許可を持っている業者に処理を委託しなくてはいけないそうです。
我が家のグリーストラップは小さいので、パキュームカーを頼むほどのことじゃあないと思うんですけど、うちの夫がやってくれたら感謝しないといけません。
0 件のコメント:
コメントを投稿