2022年5月4日

冬支度と睡眠時無呼吸

昨夜ブランケットを出しました。毛布ではなく自分でかぎ針編みで編んだブランケットです。布団の上に敷いてベッドカバーのようにして使います。


メルボルンは今日からまたしばらく寒い日が続くらしいのです。明日の朝は、我が家の辺りでは4度の予報ですよ。これはメルボルン的には真冬の気温です。薄っぺらい布団一枚では寒くて震えますからね、ついにブランケットが必要な季節が来たということです。

ところで、ブランケットや毛布の使い方ですけど、あれは布団の上にかけるのが最も暖かいということをどこかで読んだことがあります。

まあアクリル毛糸で編んだブランケットは直にかけるとチクチクしますから、布団の上にかけるしかないんですけど。


昨夜はブランケットのおかげでぐっすり熟睡できました。夜中に目が覚めておトイレに行かざるをえなかったんですけど、戻ってきたら布団の中がぬくぬくでね。布団に暖かさがしっかり残っている時は再び眠ることも簡単です。

ちなみに、夜中におトイレに行って帰ってきた時にベッドの中が暖かいと、私は必ず「忠臣蔵」を思い出すんですよ。

何十年も前に見たテレビドラマですけど、赤穂浪士が吉良上野介の屋敷に討ち入った時に、浪士達が屋敷の中で吉良を探すんですけどね、見つけた吉良の布団に手を入れて「まだ暖かい!吉良はこの屋敷にいる!」と言うシーンがあるんです。

あれのせいで、夜中にトイレから帰って来るたびに「吉良上野介」のことを考えるんです。止めたいんですけど自動的ですからどうにもなりません。

こういうことってよくありませんか?

私は米を買って来て保存用の大きな容器に移し替える時に米を床にこぼしたりすると、米粒を拾いながら必ず「七人の侍」を思い出しますよ。

野武士から村を守ってくれる用心棒として侍を雇おうと2人の村人が町に出て来るのですが、「落ちぶれても侍、百姓に雇われるほど落ちぶれてはいない」と誰も相手にしてくれません。

希望を失い苛立った村人の一人が「こんな米なんかで侍を雇えるわけがない」と米を床にたたきつけるんですが、もう一人が黙ってそれを一粒ずつ拾うシーンがあるのです。

米粒を拾う時には必ずそのシーンを思い出すのですけど、脳みその中でプログラムされてしまっているという感じです。

思い出したくないのに思い出してしまう場合もありますが、脳みそというのは不思議です。


それはともかく、

今朝は夫を駅に送って行ったり、夫の薬を買いに行ったりと、いろいろと用事がありました。夫はマウスピースを作ってもらうためにメルボルンに行ったんですが、ついでに娘と会って来るそうです。

マウスピースというのは寝ている間に呼吸をするために口の中に入れておく装置です。

うちの夫はですね、以前日常的に身体の倦怠感と眠気とだるさに困っていた時期がありまして、検査をしてもらったら睡眠時無呼吸症候群だと分かりまして。

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)という疾患は、その名の通り睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる疾患で、もっとも一般的な特徴は大きなイビキだそうですよ。

イビキに関することなら、このブログを「イビキ」のキーワードで検索していただけると、私の長年の苦労の一端がお分かりいただけます。

睡眠時無呼吸症候群は、10秒以上呼吸が停止している回数が1時間あたり45回あると重症ということらしいのですが、夫は55回もありました。

つまり、

ほぼ毎分呼吸が止まっているということ!

睡眠を改善する方法として、睡眠時に空気を送り込むCPAP装置というのを付けて寝ると効果的ですが、これは酸素マスクを付けているのと同じですからね、マスクはチューブで機械に繋がっていますし寝るのにじゃまになるのです。

そこで、通常はマウスピースを口の中に装着して寝ているのです。マウスピースを着けていてもイビキはかきますけど、呼吸は止まりにくいそうです。

3年以上使って来たマウスピースが壊れたので、新しいのを作ってもらうためにメルボルンにある睡眠専門のクリニックに行ったのですけど。

目が見えなくなって来て車の運転ができなくなりましたから、出かける時には送り迎えが必要です。最近は自転車で出かけることも多いですがね。

そう言えば、今朝は体重が102キロになったそうですよ。体重二桁が近づいて来ています。

私は毎晩野菜たっぷりのスープを作っています。まずはそのスープを大きなお椀一杯食べろと命令しています。以前ならそんな命令を聞くわけが無かったですけど、今は痩せたいので言われた通りに野菜たっぷりのスープを食べてから他のものを食べています。

スープでお腹がふくれると、夫の好物の「肉を焼いたのと蒸し野菜」もたくさんは食べられませんからね。

それにしたって、もう10キロ以上痩せたんですから大したもんです。


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