2022年5月15日

達成不可能な普通体重

腎臓を提供したいうちの夫は、医者から肥満が問題だと指摘され、体重を「103キロ」まで落とすように言われて以来、すでに10キロ以上の減量に成功しています。

目標の「103キロ」は簡単に達成しました。ほぼ1週間に1キロの速さで減量して来たのですから大したものです。目標達成後も順調に減量し続けて、一時は不可能にも思えた「体重二桁」が目の前に迫って来た夫には、次の目標が必要です。

ということで、夫は自分の適正BMIというのを調べてみたのだそうですよ。

皆さんご存知のように、BMI(Body Mass Index)というのは、体重と身長から算出される肥満度を表す指数です。

BMIが18.50から25が最も病気になりにくい普通体重の範囲とされていまして、25以上だと「太り過ぎ」(Overweight)、さらに上だと「肥満」(Obese)ということになるわけですが。

うちの夫は、減量を始める前は完全に肥満の範囲に入っていました。でも今は、本人が言うには「肥満」ではなくて「太り過ぎ」なんだそうです。

しかし「太り過ぎ」で満足してはいけないと誰でも思うわけでして。

次の目標を決めるに当たり、夫は普通体重になりたいと思ったらしいんです。

普通体重は、BMIが18.50から25の間ということなのですから、普通体重のぎりぎり上限であるBMI25というのを次の目標にしようと考えたらしいんですよ。

そして、BMI25という体重を計算してみたら、その値に驚愕!

よろしいか皆さん、

うちの夫の身長から割り出した普通体重の上限ぎりぎりは、

86キロなんですよ!

やる気をくじく遠すぎる目標…

夫は「太り過ぎ」で満足するつもりのようです。何故なら、86キロはガリガリ過ぎると思うからだそうです。

私が出会った頃の夫は84キロでしたけどね。そして全くガリガリではなかったですけど。

まあとにかく、自分にとっての適正体重は95キロくらいがいいんじゃあないかと思っているそうで、目標は95キロにするそうです。

95キロってね、一時期からすれば20キロ以上の減量ですからね、たとえまだ「太り過ぎ」でも健康にいいことは疑いありません。お腹がさらに小さくなれば、腎臓を取り出すのもラクでしょうしね。


それにしても、腎臓提供のためとは言え、このように減量に励んで着実に結果を出している夫を横目に、私も少しは減量した方がいいのだろうとは思っているんですよ。

そこで、私も計算してみました。

私の身長から割り出した普通体重の上限ぎりぎりは、

59キロ!

なんだ、もう普通体重の範囲にいるんじゃん!

ということで、私は何でも食べるのです。

夫はご飯(炊いたお米)は食べませんけど、私はご飯を我慢したくないですからね、ご飯は炊きますよ。ご飯とお汁とおかずを普通に食べて、それで太るわけがないと思うんですけど、夫は炭水化物を食べたくないのです。

ご飯は食べませんけど、ステーキはへっちゃらで食べるし、今朝もベーコンを焼いて食べていました。間違っていると思うんですけどね、好きなようにするしかありません。


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