昨年から名前を聞かない日が無いくらいにニュースで取り上げられているのが、大谷翔平選手ですね。米国のメジャーリーグで大活躍中だそうです。
昨日は、大谷選手が満塁ホームランを含む2打席連続ホームランを打って、メジャー通算100号にあと1本と迫ったというニュースを読みまして、早速メジャーリーグのウェブサイトで動画を見てみました。
満塁ホームランを打ったその後の打席でした。
打った瞬間から実況アナウンサーは叫んでいましたけど、打球がフェンスを越えると実況アナが日本語で「すごい!」と言いました、と私は思いました。
聞き間違いかと思ったんですけど、大谷選手がホームインした後、今度はもう完璧な発音で「すごい…ワオ…」と言ったんですよ。
実況アナ、いいぞー!
あの状況で使う言葉として「すごい!」はもう完璧でした。
最初に叫んだ「すごい!」も良かったけど、ホームインした後で低い声で言った「すごい…ワオ…」もお見事でしたよ、実況アナ!
大谷選手が大活躍して実況アナがこの言葉を頻繁に使えば「すごい!」が英語化するかもしれないと思うと嬉しくなりますね。
メジャーリーグに挑戦して活躍した選手は多いですが、私がオーストラリアに住み始めた頃に活躍していたのが野茂英雄投手でした。野茂選手がメジャーリーグ最初の日本人選手ではないですけど、メジャー挑戦のパイオニア的存在なんですよねえ。
その後、多くの日本人選手がメジャーに挑戦して来ましたけど、やはり特筆すべきはイチロー選手でしょう。
イチロー選手のシアトル・マリナーズでの大活躍ぶりは、そりゃあもう毎日見るのも聞くのも気分が良かったものですよ。
イチロー選手の1年目は、特にいろいろと今では伝説となったエピーソードが多いんですが、忘れられないのは「レーザービーム」と実況アナが叫んだあの送球です。
新人と言うには歳をとったこの細い日本人選手がどれほどの能力を持っているのか、米国の野球ファンはまだよく知らなかったメジャー1年目。イチロー選手は、打撃や走塁で彼等がびっくりするようなプレーを連発したんですけど。
守備でもイチロー選手が並外れた能力を持っていることを全米に知らしめたのが、ライトに飛んだ打球を三塁へ矢のように投げて走者をアウトにしたあの送球でした。いやあ今思い出しても興奮するなあ。
あの時、実況アナが「レーザービーム」と叫んで、そのフレーズが有名になったわけですけどね。今でもその送球はYouTubeで見ることができますよ。
その動画のページには何千件ものコメントが寄せられていますが、一番上に載っていたコメントがこれ。
「He was the Total Package: Glove, Arm, Hitting, Speed, Attitude & Respect」
(イチローはすべてが揃った選手でしたね。守備、強肩、打撃、スピード、態度、そして尊敬)
1年目の伝説的エピソードには、イチロー選手が内野ゴロを打ったのに足の速さのせいで一塁セーフになったのも入っているでしょう。あの時も、興奮した実況アナが叫んでいたのを思い出します。
そして「この男は油断しちゃあダメだぞ」と言った途端に、今度は盗塁して2塁へ進んだイチロー選手。
目が回りそうな動きのイチロー選手に、野球にはこういう面白さもあるんだと米国の野球ファンは興奮したんですよ。
当時の実況アナが「すごい!」を知っていたら、もう「すごい!」の連発になっていたでしょう。
大谷選手も伝説の選手になれるかもしれません。
頑張ってください。
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