2022年5月7日

衝突寸前2連発で寿命縮まる

日本では制限速度が時速50キロの道路を50キロで走る人は滅多にいないと思いますが、オーストラリアでは制限速度を越えてはいけません。

私は制限速度を超過して運転しているのをカメラで撮られて罰金を食らったことが3回もあります。

夫に言わせると「もたもた運転」とも言われる安全運転の私が、よりによって3回もスピード違反で罰金を食らうとは。

最後に罰金を食らったのは、2015年の11月7日、私の誕生日の朝でした。ケーキ作りの材料を買っての帰り道、ルンルン気分で走っていて、ついうっかり制限速度60キロの道路を6キロ超過していたのをカメラに撮られて、

罰金190ドルを払わされました!

もちろんポイントもごっそり取られました。

あれが3回目で、もう二度と罰金を払うようなことはしないと固く心に決めた私は、以来完全に制限速度厳守で運転しております。

オーストラリアでも、やはり制限速度通りに走ると後続車が連なりますし、テイルゲイトもされますけど(後ろにピッタリとくっついて運転される)もう気にしないと決めんたんです。テイルゲイトされるとすごく腹が立ちますけどね。

昨日は、この安全運転のおかげで命拾いしました。

特に出かけなくてはいけない用事もなかったんですけど、新しく届いたクレジットカードをオンラインで使うためには、一度暗証番号を使って使用しないといけないと書いてあったものですから、ちょうどカローラにガソリンを入れておかなければいけなかったので、ガソリンスタンドでクレジットカードを使おうと思って出かけたんです。

我が家の前の狭い道から大きな道路に出ると、道路工事をしていて制限速度40キロの標識が出ていました。これをきっちりと守るのは簡単ではありませんよ。はっきり言って時速40キロで走るのはなかなか大変です。しかし、制限速度は守ると決めているんですから守るんです。

ちょうど小学校の終業時間が近づいていて、普段はほとんど車も走っていない道路は混雑し始めていました。

工事区間が終わっても、小学校の近くでは登下校時刻になると制限速度は40キロになりますから、私はずっと40キロで運転し続けていました。

対抗車線には何台もの車が連なっていました。

その連なっていた車の1台が、突然右折したんです。しかもその位置からは入ろうとした道に入れなかったので、反対車線すなわち私が走っている車線を私に向かって少し走ってから右折したんです。

ほんの数メートルだったでしょうし、一瞬のことでしたけど、私は急ブレーキを踏みました。何らかの理由でその車が右折中に止まるようなことになっていたら私は衝突していたでしょう。

まさかあのタイミングで曲がるとは…

しかも私に向かって走って来るとは…

心臓が止まるかと思いました。

運転していたのは女の人でしたけどね、子供さんを迎えに来たんでしょうが、どういう事情があったにせよ、あのタイミングであんなふうにして右折するのは危険過ぎます。

その後、ガソリンスタンドへ行って帰って来たのですけど、大きな道路から我が家の方へ続く狭い道に入ると、道路脇に1台の車が停まっていました。普通の車ではなくて車体に何やら書いてある業務用のワゴン車でした。

赤いブレーキランプは点いていましたが、ウインカーは点いていなかったので、何故そこに停まっているのか、何をしようとしているのかは不明でしたが、道路の左端の草地にぎりぎり寄せて停まっていて、私が近づいても動く気配はありませんでした。

狭い道にワゴン車が停まっていると横を通り過ぎるのも大変なんです。できるだけ右端に寄って通り過ぎようとしたその瞬間、その車が突然発進したんですよ。しかも一気に加速して発進して、私の車に気づいた瞬間にハンドルを左に切って草地に戻りました。

危なっ!

もう少しでぶつかるところでした。

私がもしも衝突を避けようと右にハンドルを切っていたら、道路横のどぶにハマっていました。

田舎道なので、どぶの中も外も草だらけです。どこまでが道路なのかよく分かりませんけど、普段はそんなに端に寄ることも無いのですよ。対向車を交わせる場所はいくつかあるのでね。

私の車が死角に入ってしまっていて見えなかったのか、安全確認を怠ったか。本当に寿命が縮まりましたよ。ワゴン車の運転手も肝を冷やしたに違いないです。


実は先日、自動車保険に入っているRACVから、もうすぐロードサイド・アシスタンス(緊急時対応サービス)の契約が切れますよというメッセージが来たので、このサービスにはこれまで度々お世話になっていますから更新しておかないといけないと思い、RACVのアカウントにアクセスしましたらね、毎年3月に更新する自動車保険が切れたままになっているのが分かったんですよ。

自動車保険は、今年に入ってすぐにRACVから書類が届いた時に、契約内容を変更する必要があったので、というのもうちの夫はもう運転ができないし、娘が運転することもないので、運転者のリストから外せるわけですよ。そうすれば保険料が安くなるのです。

その変更と支払いは、夫がすると言うのでまかせていたんですけど、

まだやっていなかったのだった!

自動車保険が3月に切れたままになっていることが分かった直後の衝突寸前アクシデントでしたからね、余計に寿命が縮まったと言うか。

うちの夫は自分にとって重要でないことはすぐに忘れるし、何事も「今しないともう後がない」という最後の最後まで先延ばしにする傾向があるのですけど。

まさか自動車保険をほったらかしにしていたとは。

「まさかこのタイミングで曲がらないだろう」とか「あの車は停止して待つはずだ」といった思い込みは事故の元ですが、「まさかこんな大事なことを忘れるはずがない」という思い込みもトラブルの元ですね。

他人を信用せずに疑ってかかることも、場合によっては重要です。


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