昨日はオーストラリアでは母の日だったんですが、うちの娘は帰っても来ないしメッセージも電話もよこさないし、ちょっと残念でした。何かご機嫌が悪くなるようなことがあったのでしょう。私には心当たりが無いですけど。
昨年までは娘がこの家に一緒に住んでいましたから、母の日には娘が晩ご飯を作ってくれていたんですが、今年はうちの息子が作ってくれました。
昨日の朝、食材の買い物に出かけると言うので、私は「家にあるもので作ればいいじゃあないの?」と言ったんですけど、実は家にあるものは野菜ばかりで、土曜日に使った鶏肉を最後に肉は無くなっていました。
どうするんだろうと思いましたら、冷蔵庫やパントリーをチェックした後、コンピューターに向かっていました。
息子は、家にあるもので作れそうな料理を私のレシピサイトで探していたんですよ。
レシピサイトを役立ててくれて嬉しいです!
このレシピサイトは、元々は私が日頃作っている料理の作り方を息子と娘に伝えるために始めたのです。多くの料理の作り方は頭の中にしか無いわけで、そういう料理は一緒に料理をしながら教えるものですけど、レシピとして書いて残そうと考えたわけです。
調味料の分量も「大体これくらい」とか「このくらいの色」とか「この味」というのではなくて数字にして書けば、より多くの人とレシピを共有できるわけですしね。
レシピを書き始めた最初のきっかけは、学校の先生用の本を書くためだったのですけど、その本のために書いたレシピを元にしてウェブサイトを始めたのが10年前のことです。
料理好きのうちの娘は、私のレシピなど無くても好きなものを自分で作れるので、私のレシピサイトをあまり利用してくれていませんが、経験の無いうちの息子には役に立っているようなんですよ。
自分の好きな「ピリ辛そぼろご飯」や「炒飯」を自分で作れるようになったのも、最初は私と一緒に作って覚えたからではなくて、レシピサイトに書いてあるのを読んで作ったのでした。
息子は私が作る料理を実際に食べていますからね、どういう味や見た目になるのが正しいのかというのが分かっているわけです。だから、息子が作ると微妙なさじ加減で私が作る味になるのですよ。
いつだったか作ってくれた私の大好物の「じゃがいもとわかめの味噌汁」は、まさに私が作る味だったので驚かされました。経験が不足していますからね、自分で色々アレンジできないのでレシピに書いてあるとおりに作るのです。それが功を奏しているのかもしれません。
さて、
昨夜息子が作ったのは、パントリーにあった缶詰を利用した料理2つとダイエット中の夫のためにたくさん買ってあったブロッコリを使った料理です。
下の写真は息子が作ったものではなくて、私がレシピサイトに載せているものですが、息子が作ったのはほぼそっくりでした。
メインは「じゃがいもと鮭缶のグラタン」です。
茹でたじゃがいもに塩こしょうをして、鮭缶をほぐしたのを乗せて、マヨネーズをかけ、チーズをふりかけて焼いたものです。大変美味しいので、うちの家族みんなが大好きな一品です。いつでもこれを作れるように缶詰の鮭を常備しています。
付け合せの野菜料理は2つでした。
ブロッコリの調理方法で、最も簡単で美味しくできるのはフライパンに少しの油脂(油やバター)と少しの水と塩をひとつまみ入れて蒸し焼きにする方法ですよ。
他の材料を入れることで様々な料理が簡単に作れます。追加する材料によって、使う油脂はオリーブオイルにしたりごま油にしたりバターにしたりします。
息子が作ったのは、ニンニクと唐辛子を一緒に蒸し焼きにして塩コショウしたものです。このガーリック唐辛子味の場合、油はオリーブオイルを使います。最後にすり下ろしたパルメザンチーズをふりかけます。
2つ目は、「ベビーほうれん草とツナマヨのサラダ」でした。
少し醤油で味付けをして煎りごまを加えたツナマヨに、袋から出してすぐに食べられるベビーほうれん草と赤玉ねぎの薄切りを混ぜただけ。5分もかからずに作れますけど美味しいですよ。
息子はこの3品を作ったのです。
現在ダイエット中で炭水化物を食べたくない夫も、ジャガイモのグラタンを食べていました。
どれも美味しかったです。私が作る通りの味でした。レシピ通りに作ってちゃんとこの味になったというのも私は嬉しかったです。
それにしても、私のレシピサイトには、こういう簡単に作れる料理のレシピがたくさんあります。「家にある材料で簡単に素早く作れて美味しくて栄養がある」というのが私の料理のモットーですからね。
しかしね、初心者が3品作るというのは簡単ではないですよ。
私が晩ご飯を作る時には片付けも同時進行で、煮たり焼いたりしている間に洗い物を済ませたりしますが、昨日は晩ご飯が出来上がった時点でシンクには山のような汚れ物が入っていましたから「うわっ」と思いました。
ちなみに、息子は洗い物も片付けもちゃんとやってくれました。
私のレシピサイトを利用して晩ご飯を作ってくれたというのが、しかも家にあるもので作ったというのが、大変嬉しい母の日のプレゼントになりました。
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