2022年5月10日

カンガルー君とキラー取っ手

雨が降っていない日は自転車通勤を頑張っているうちの夫ですが、今日はお疲れだったらしくて、私が車で送って行きました。

6時に家を出て、帰って来る頃には空が明るくなって来ました。

清少納言が「枕草子」で「春はあけぼの…」と言っていますが、夜が明け始める頃の白んでいく山際の様子というのは本当に美しいですね。今朝は紫がかった雲も細くたなびいていましてね、清少納言はうまいことを言ったものだと思いました。

家に着いた時、空は白んで来たとは言えまだ暗かったのですけど、すっかり気分が良くなって車から降りた私は、さらに気分が良くなりましたよ。

車庫の横で、我が家の同居人のカンガルー君が朝ご飯を食べていたからです。

「グッドモーニング!」と声をかけたらチラッとこっちを見ましたが、知らん顔で黙々と草を食べていました。

そこにはセプティックタンク(水洗トイレの排水を貯める汚水浄化槽)から出る上澄みの汚水を土壌処理するための長いパイプが埋められているせいで、美味しそうな草が生えているのです。

カンガルー君は、最近は我が家の人間達に慣れたのか、あまり警戒しなくなっていて、私達も慣れたのでそれほど気にならなくなり、お互い無視するふりをして同居しています。

これは昨日のカンガルー君。

ちょっと痩せたかも?


敷地内はもうとにかくウンチだらけでございますが、洗濯物は外に干してももう乾きませんから私は草の上を歩く必要もありませんので、どうでもいいです。

ところで、

突然キッチンの話になるんですけど、我家のキッチンの戸棚のドアや引き出しの取っ手は全て統一されておりまして、これがなかなかカッコいいと思っていました。

しかし、すぐにその取っ手のデザインの問題に気付くことになり、この家に住んで今年で10年目ですが、この取手にはずっと困らされて来たのですよ。

問題の取っ手というのはこれです。


取っ手をお探しの貴方、このデザインはダメよ。絶対にやめておいた方がよろしい。

この取手はね、持ちやすいですし、ドアや引き出しを開けしめしやすいですし、汚れにくいですし、見た目は素敵なんですけどね、

ニットが引っかかるんですよ!

結構細かい編み目のニットでも引っかかるんですから、ざっくり編みのニットなんか簡単に引っかかってしまいます。

キッチンでお料理や片付けをしている時は、結構テキパキと素早く動いているものなんですが、しょっちゅう着ているセーターやカーディガンがこの取手に引っかかって「おっとっと!」という羽目になるんです。

ただし、伸縮性に優れたニットというのは、引っかかっても破れたりはしないもので、たとえ引っかかった所に穴が開いても、そういうのは直せるんです。

ですからね、今までは「おっとっと!」で済んで来たんですけど、

昨日、

私の最もお気に入りのニットカーディガンがまたも引っかかって、

破れてしまったのよ〜!

それはネイビーの袖なしカーディガンで、コットン糸なので夏でも重宝していて、冬でももちろん愛用していて、もう何年も使い続けていたから糸が劣化していたんだろうとは思うんですけど。

大変気に入っていたんです。袖がないので家事のじゃまにならず、かと言ってベストのように袖無しというわけではなくて、ドルマン袖のようになっているので肘の辺りまではカバーされるから暖かくて、ちょっと肌寒い時に羽織るには最適のカーディガンなのです。

それはドバイ在住の義妹からのクリスマスプレゼントでした。

身につけるものをプレゼントされても自分の好みに合わないと嬉しくもないわけですけど、このカーディガンは気に入ったんです。一目見て「欲しかったのはこういうやつだ!」と思いました。

破れたカーディガンは、自分で直しましたよ。ネイビーのコットン糸なんて持っていませんから、よく似た色のミシン糸を駆使して直しましたけど、糸が劣化しているのが分かりましたからね、キラー取っ手に引っかかったらまた破れる可能性が大きいです。


私にはもう一つ愛用している羽織り物があります。

「世界で最も簡単なカーディガン」としてこのブログでも紹介した羽織り物ですが、あれは破れたネイビーのカーディガンに形が似ていて、袖の部分が家事をするのにじゃまにならず、しかも布団をかぶっているくらい暖かいので冬は愛用しています。

ただし、ざっくり編みですしね、あれこそキラー取っ手に引っかかりまくるんですよ。破れませんけど「おっとっと!」の連発になります。

取っ手を選ぶ際にはね、皆さん、見た目や使いやすさはもちろんのこと、服が引っかからないということも重要ですからね。


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