ご存知のように、近頃のスマートフォンは画面に触れて操作をするようになっています。私の iPhone もディスプレイ画面に触れることで操作するようになっています。
これがね、調子が悪くなってしまったんです。
触れても反応しないのですよ。完全に反応しないわけではなくて、下から上へのスワイプはできるのですが、それ以外は全く反応なし。
画面を横にして大きくして見た Safari や YouTube は元に戻らないし、何をどうしても反応しません。
画面が汚れているわけでもありませんが一応拭いてみました。何の変化もありませんでした。
こういう時には、再起動してみれば問題が解決する場合が多いというのは、長年の経験から学んだことです。
しかし、
iPhone の再起動は、用心しなくてはいけないんですよ。
昨年、このiPhone が充電時にポンポンと音がして充電しないというトラブルがありまして、再起動しようと思った時に、大変なことが起きたのです。
iPhone のモデルにもよりますが、右横のボタンと左横の音量調節ボタンを長押しすると下のような画面が現れます。
画面の一番上にある「スライドで電源オフ」というボタンを右へスライドさせれば電源を切れるのですけど、下の方には「緊急 SOS」というボタンも現れて、私はその時こういうのを初めて見たので「ん?これは何?」と思っているうちに操作が遅れたのです。
そうしたらアナタ、突然サイレンのような警告音とともに「5、4、3…」とカウントダウンが始まりましてね、自動的に緊急番号「トリプルゼロ(000)」に電話をしてしまったのですよ。
緊急時に電話をする番号は、日本では警察は110番、消防と救急は119番ですが、オーストラリアでは全て「000」なのです。あらゆる緊急時にこの番号に電話をしますと、オペレーターが内容に応じて対応してくれます。
あの時はもう、本当に焦りましたよ。
この経験に基づいて、今回はこの画面が現れたら直ちに一番上の「スライドで電源オフ」というボタンを右へスライドすることを肝に銘じて、私は右横のボタンと左横の音量調節ボタンを長押ししました。
上の画面が現れました。
心の準備は出来ていましたから焦りません。「スライドで電源オフ」というボタンを右ヘスライトさせればいいのです。
ところが、
画面に触れても反応しないんですから、スライドしようったってスライドできないのです!
うわっ、それは困るよ!
と焦っていると、例の警告音とともにカウントダウンが始まりました。
たちまち電話はつながって「You have dialled emergency Triple Zero. Your call is being connected...」と声が聞こえ、パニクる私は死にものぐるいで電話を切る赤いボタンを押したのですけど、画面に触れても反応しないんですから電話は切れないのです。
声が変わって緊急事態の内容に応じてどうのこうのと言っているのが分かりましたけど、パニクっているからワケが分からないの!
早く電話を切らなくちゃ!
なんとか電話を切ろうと右側のボタンを長押ししてみたり、再び両方のボタンを長押ししてみたり、画面を叩いたり、もうむちゃくちゃです。その間ずっと声が聞こえているんです。
そうこうしているうちに、突然どういう訳だか緊急電話の画面が消えました。
焦りましたよ…
この一件の後で、私は緊急番号に自動的に電話をする機能をオフにしました。これでもう iPhone が自動的に「トリプルゼロ(000)」に緊急電話をすることはありません。
考えてみれば、この緊急SOS機能が必要になることは無いと思うんですよ。救急車や警察や消防が必要な時には電話アプリをタップして「000」に電話をすればいいのですから。
そして、
再び今回のように画面に触れても反応しなくなった時に再起動する方法を探してみましたら、アップルのウェブサイトに載っていました。皆さんはもうご存知かもしれませんが紹介します。
その方法とは、
- 音量アップのボタンを押す
- すぐに音量ダウンのボタンを押す
- その後すぐに右横のボタンを長押しする
このように3つのボタンを別々に操作します。同時に押すのではありません。
すると「スライドで電源オフ」というボタンが表示されますが、画面に触れても反応しないのですからスライドできません。しかし、右横のボタンを長押しし続けているとそのうち画面が真っ暗になりアップルのロゴが現れます。
このロゴが現れるまで右側のボタンを長押しし続けると、画面を操作しなくても再起動できるんです。
ちなみに、私の iPhone は、再起動後は画面は通常通りに反応するようになりました。
それにしても、iPhone に限らず近頃のスマートフォンは機能が満載です。使わない機能もたくさんありますが、使えると便利な機能や知っていると便利な機能も色々ありますね。
設定アプリで設定できることがあんなにたくさんあるとは知りませんでした。
私は画面の文字が老眼鏡をかけても見えにくいので、「アクセシビリティー機能」で文字を拡大したり3本指タップのズームを利用してきましたけど、「アクセシビリティー機能」だけでもワケワカランほどの機能が満載ですね。
目が見えなくなってきているうちの夫は、iPhone を声で操作していますけど、例えば「誰々さんに電話して」とか言うだけで電話が出来ていますけど、私はやってみたことがありません。
少し勉強してみます。
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