2021年7月1日

外反母趾じゃなくて内反小趾

60年も生きてきていると様々な身体のトラブルを経験していますが、幸運なことに外反母趾や内反小趾といった足のトラブルは経験していません。

人並み外れて足が小さく、なかなかサイズが合う靴を見つけられないので、ハイヒールの靴とか足を締め付けるような靴を履くことはあまりありませんでした。サイズが小さいとハイヒールというのはデザイン的にも無理がありますのでね。

足が痛くなるような靴を履くことが無かったのが良かったのかもしれないし、もともと足指の変形が起きにくい足なのかもしれません。

義母(うちの夫の母親)とその姉妹達は、外反母趾や内反小趾で長年苦労しています。義母の外反母趾は初めて見た時には驚愕しましたが、それほど変形しています。「これはもう遺伝である」と彼女達は言うのですが、どうも足指の変形が起きやすい足の形というのがあるようです。

実は、うちの娘(22歳)が内反小趾(ないはんしょうし)で痛くてたまらないと言うのですよ。

内反小趾とは、足の小指の変形のことです。一般的によく知られているのは、足の親指が付け根から「くの字」に変形する外反母趾ですが、内反小趾はその反対側の小指の変形です。

どちらも主な原因は靴だそうです。近年ハイヒールによって外反母趾になる女性が急増しているそうですが、内反小趾は外反母趾よりも多く見られる指の変形なんだそうですよ。女性に限らず男性にも多く見られるそうです。

ただし、外反母趾のように痛みを引き起こすことが少ないそうなので、気にしている人が少なく、気づいてもいない人が多いらしいのですけど。

しかし、うちの娘は痛いと言っています。

見せてもらいましたが、小指の付け根あたりに赤く腫れたコブのようなものが出来ていました。うちの娘はですね、しょっちゅうハイヒールのブーツやサンダルを履いていたんですよ。あれが良くなかったと思います。

背をより高く見せたいので、足が痛くなるとが分かっているのにハイヒールを好んで履いていました。身長が170センチを超えなかったのを悔しがって。

ハイヒールで長時間過ごすこともしょっちゅうでした。大学にもよくハイヒールのブーツを履いて通っていました。小さな小指が変形してしまうのも無理はないです。

娘はうちの夫の家族のDNAを強く受け継いでいて、身体つきとか手足の形も夫の家族に似ているんですけど、本人は内反小趾になったのは遺伝だと言っています。足指が変形しやすい形の足なのでしょうが、厚みが平均よりも分厚い足なので標準サイズの靴だと足が締め付けられる傾向もあったのです。

しかし、靴選びの時はいつも、快適さよりもデザインといかに背を高く見せられるかというのが重要だったんですよね。

真っ赤なコブが痛くて、スニーカーのような靴を履いていても痛みを感じるそうです。まだ22歳と若いのに、これからの長い人生、足が痛いんじゃあ困りますよ。

変形してしまった足を元に戻すことはできません。あまりにひどい状態の場合は手術という方法もあるようですが、外反母趾も内反小趾も保存療法がほとんどだそうですから、症状が進行しないように今後注意していく必要があります。

とりあえず、ハイヒールを履くのはやめることです。やめろと言われなくても痛くて履けないでしょうが、痛みを我慢して履く人もいますからね。

それにしても、ハイヒールは足に悪いとお母さんはいつも言って来たんですけど、こんなに若いうちに変形してしまうんですね。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿