体操の世界的選手の内村航平選手が鉄棒から落下したんだそうですね。内村選手にとって4度目のオリンピックとなった東京オリンピックには、鉄棒だけで出場していたので彼のオリンピックは終わってしまったそうです。
残念な終わり方でした。
ところで、内村航平選手の名前ですが、アルファベットで書くと「Kōhei Uchimura」で、彼の名前は英語話者達には発音が難しいようです。知っていれば発音そのものは簡単ですけど、名前の綴りを見て発音するのは難しいらしいのです。
ロンドン・オリンピックやリオ・オリンピックでは注目選手の一人でしたから、オーストラリアのオリンピック放送でも紹介されて、どれほどすごい選手なのかというのが話題になっていたのですけどね、特別に取り上げるくらいなら名前の正しい発音くらい練習しておけばいいのに。
彼の名前は、
コハイ・ユチミューラ!
ロシア人みたいですね。
テニスの錦織圭選手の名前「Kei」が一時期「カイ」と発音されていましたけど、「ei」は「エイ」ではなく「アイ」と発音される傾向があるようです。
あと英語での「u」は「ア」だったり「ユ」だったりしますし、「mura」というのは発音が超難関とも言えるのでして、知らないとまず「ムラ」とは発音されません。「ミューラ」になってしまいます。しかも巻き舌の「rrr」になりますから。
サッカーの中村俊輔選手も、スコットランドのセルティックというチームでプレーし始めた頃、解説や実況が「シャンスキ・カナミューラ」と発音していたのを思い出します。中村選手は大活躍して知名度が上がり、ちゃんと「シュンスケ・ナカムラ」になりましたけど。
さて、
東京オリンピック第2日目の昨日、私は自転車の男子ロードレースを見ました。私はマラソンとか駅伝とか水泳の1500メートル自由形とか持久力を要する競技に惹かれるんですけど、自転車のレースも大好きなんです。
男子ロードレースは、総距離234キロメートルですよ。スタート直後のパレード走行10キロを入れると244キロも走るんです。6時間以上ですよ。しかも一日の最も暑い時間帯に。昨日は気温が34度だったそうですけど、高湿度の中、6時間以上走り続けて、何度も山を登るんですよ。もうね、同じ人間とは思えない体力と持久力と脚力と忍耐力の勝負なのです。
有名なツール・ド・フランスも大好きなんですが、あのレースは録画でしか見ることが出来ないのが残念なんですよね。やっぱりスポーツの興奮や感動は生中継で見てこそ感じられるものですから。
東京オリンピックの男子ロードレースには、先週終わったばかりのツール・ド・フランスに出場していた選手が大勢出場していました。あの人達は本当にまあどういう体力をしているんでしょうかね。
3週間の過酷なレースを終えてすぐに日本にやって来たんですね。
金メダルをとったエクアドルのカラパス選手は、ツール・ド・フランスで総合3位だった人です。銅メダルのスロベニアのポガシャー選手は総合優勝2連覇した選手ですよ。銀メダルの選手もツール・ド・フランスに出場していました。
男子ロードレースの実況解説は、オーストラリアではツール・ド・フランスの実況解説でもおなじみの方達の声だったのですが、
この方達が日本の地名の発音に大苦戦!
武蔵野の森(Musashino No Mori)スタートのコースには、山伏トンネル(Yamabushi Tunnel)とか籠坂峠(Kagosaka Pass)とか富士山麓(Fuji Sanroku)とか三国峠(Mikuni Pass)とか発音に苦労しそうな名前が多いですが、しょっちゅう間違っていました。
特に少し年配のベテラン解説者は大苦戦。
山中湖(Yamanakako)なんて難易度は低そうに思うんですけど。「r」も「u」も入っていませんし、文字通りに発音すれば間違えようが無いと思うのに。
どう発音するのか分からないような選手の名前は、慣れているのでスラスラと発音するんですけどね、コース上の地名はデタラメを連発した実況解説者達。レース前に練習しないんでしょうか。
日本語の発音は容易ですから、母音の「a・i・u・e・o」が必ず「ア・イ・ウ・エ・オ」であることを学べば、正しく読めると思うんですけどね。
山中湖は、途中からヤマナカレイク(Yamanaka Lake)と言い始めてからはスラスラ言えました。ゴール地点の富士スピードウェイ(Fuji Speedway)が発音しやすくて良かったです。
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