2021年4月17日

食べられないレモンスライス

先日のことですが、うちの娘が、勤めているクリニックのスタッフに差し入れるために「レモンスライス(Lemon Slice)」というお菓子を焼きました。下半分はクッキーのようになっていて上半分が黄色いレモンカードというお菓子です。

YouTubeで見つけたレシピだそうですが、動画の説明通りに作ったのに上手く行かなかったのです。

長四角の型に敷き詰めたクッキー生地は普通に焼けました。

卵とレモン汁と砂糖と小麦粉で作ったという生地を焼いたクッキー生地の上に流して、それを170度くらいで焼いていましたが、スポンジケーキのようなものが表面に出来てしまい、その下のレモンカードは固まらずにドロドロなのでした。

冷蔵庫から出してすぐの冷たい卵を使ったのも失敗の原因かもしれませんが、レシピに問題があるのではないかと私は思いました。

中央部分がなかなか焼けなかったので予定以上の時間がかかり、周囲が焦げていました。焦げた部分を切り落としていましたので、私は味見として一切れもらって口へ入れたんですけど、

うっへえ何だこれ!

食べられないほど甘い!

せっかく差し入れようと思って作ったのが失敗してがっかりしているのに、お母さんが「固まってないじゃん」とか「ドロドロじゃん」とか「テクスチャがおかしい」などと批判を繰り広げるので不機嫌になっていたところへ、今度は「甘すぎて食べられない」と騒ぎ、ますます不機嫌になった娘でしたが、一切れ自分も食べてみて納得した様子でした。

「アンタ、一体どれだけ砂糖を入れたの?」
「3カップ」
「さんかっぷう?」

皆さん、オーストラリアの1カップは250mlですよ。3カップは750mlです。どこの誰がお菓子に3カップも砂糖を入れる?

そのYouTube動画はジョークかイタズラか何かじゃないの?

「それでアンタ、一体どれだけ卵を使ったの?」
「8個」
「はちこお?」

ああ…

クッキー生地にも1個使っていましたので全部で9個も使っていて、買って来たばかりの卵はもう3個しか残っていないのでした。

娘は、甘すぎて食べられないドロドロのレモンスライスを差し入れに持って行くのは止めました。代わりにうちの夫がツールショップに持って行きました。ツールショップのスタッフは、甘さやテクスチャなんて気にせず何でも食べるからというのは、娘の発言です。

それはともかく…

アメリカ人のレシピは、概ね砂糖を使い過ぎなんですけどね、よくもまあ疑いもせずに3カップも砂糖を入れたもんだわ。

娘が作った「レモンスライス」があまりにもひどい出来だったので、今度は私が作ってみました。私のレモンタルトのレシピを元にして作りました。

下半分のクッキー生地はオーブンで焼きましたけど、上半分のレモンカードは鍋で煮て作りました。土台部分をチーズケーキの土台のように砕いたクッキーと溶かしたバターを混ぜたので作ると、オーブンなしで作れます。

お砂糖はレモン汁の酸っぱさに応じて、3/4カップから1カップくらいにします。

3カップはありえません!


レシピはこちらです。

このレモンスライスね、切り口がキレイじゃないのは切ったのが早すぎたのです。まだしっかり固まっていなかったのですよ。ボロ隠しに粉砂糖をふりかけました。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿