先週仕事が休みだった日に、うちの夫は久しぶりに草切りをしました。
敷地が広いので手押し草刈り機なんかではやってられませんから、トラクター型の草刈り機で切るのですけど、雑草が伸び放題に伸びまくっておりましたので、切るのも大変だったようです。
その時、地面が異常に湿っている所があると言いました。
特に、セプティックタンクから出る処理水が出てくる穴の周囲がぬかるんでいると言うのです。「ううん…」と唸っていた夫でしたが、私はどういうことだかよく分かっていませんでした。
セプティックタンクというのは、水洗されたおトイレの排水を貯める汚水浄化槽です。下水道のない地域では、セプティックタンクを設置するのが普通です。
このタンクで細菌を利用した処理を行い、処理した上澄みの水は土壌処理されたり他の排水と一緒に流したりしますが、田舎環境では土壌処理するのが一般的です。
通常ならセプティックタンクのせいで臭いがするようなことはありません。
しかし、
夫が草刈りの際に気づいた異常に湿っている地面の辺りに、なんだかほのかな汚臭が漂っていることには私も気づいていました。ただし、変な臭いがするとは思っても、そこはただ草が生えているだけですから、私の場合は「何でだろう?」で終わるわけです。
変な臭いだけではなく、その辺りに生えている雑草がやたらに大きく育っているのも不思議だったのですけど。
さて、
3連休に草を切ったり木を切ったり外仕事に励んでいた夫は、例の湿った地面がさらにぬかるんでいるのを見て、セプティックタンクに問題ありと判断。早速バキュームカーを依頼。こういうサービスは新型コロナの規制とは無関係のようで、昨日の朝、約束通りの8時半過ぎにやって来ました。
セプティックタックは地面の下に埋められているので、吸い取るためには土を掘らなければなりません。上の写真はセプティックタンクの蓋。
夫が思ったとおり、我が家のセプティックタックは満タンで、通常なら貯めた汚水を細菌の力で処理するはずが、おトイレの汚水が流れ込むとそのまま溢れ出していたのだそうです。
さらに、この冬の雨の多い天気のせいで土壌が湿っているので、放出された処理水のせいで水分過多となった土壌がぬかるんでいたそうです。
新型コロナの規制のために多くの人が家にいるこの冬、家のおトイレを使う頻度が通常以上に増えているため、セプティックタンクが満タンになって汚水が溢れ出すというトラブルが頻発しているそうです。
バキュームカーのオジサンは毎日大忙しなんだそうですよ。
それはともかく、
夫が草切りをしなかったら気がつかなかったです。
キッチンから出る排水を一時溜めて処理するグリーストラップというのもありますが、こちらはキッチンから出る油脂や食べ物のカスや野菜くずなどが排水溝に流出することを防ぐ小さいタンクですが、これも掃除してもらいました。
なんとなくキッチンの外が臭かった原因はこれでした。
良い勉強になりました。
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