2020年5月4日

オペラ座の怪人に取り憑かれて

「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」という小説や、これを原作とする映画やミュージカルなどの作品について、ここで私が説明をする必要はないだろうと思います。

数多くの映画やテレビ映画やミュージカルが作られていますが、最も有名なのは1986年制作のアンドルー・ロイド・ウェバーによるミュージカル「オペラ座の怪人」でしょう。

大ヒットしたのは知っていますよ。音楽も何度も耳にしたことがあります。舞台の映像も少し見たことがあります。

しかし、

今日の今まで私は興味がなかった!

サラ・ブライトマンがオリジナル版のヒロインを演じたというのは知っていました。アンドルー・ロイド・ウェバーは、当日妻だったサラ・ブライトマンのためにこのミュージカルを書いたということも知っていました。

しかし、肝心のファントム(怪人)を誰が演じたのかなんて知らなかったし興味もなかった。顔はマスクで隠されていて見えないし。

ところが、つい先日、ファントムを演じたのが英国人俳優のマイケル・クロウフォードだったと知りまして、

マイケル・クロウフォード?

マイケル・クロウフォードは知っていたんですよ。彼はフランク・スペンサー役として有名なんですから。

オーストラリアでも繰り返し再放送された英国のTVコメディシリーズ「Some Mothers Do 'Ave 'Em」の主人公がフランク・スペンサーです。


フランク・スペンサー役の俳優がファントムを演じたの?

歌が歌えたの?

ということで、早速YouTubeでマイケル・クロウフォードが演じるファントムの映像を探して見て以来、

取り憑かれてしまいました…

マイケル・クロウフォードは、コメディ俳優というわけじゃあなかったんだ。あの歌唱力と演技力は、トニー賞受賞も納得だ。

この映像は、トニー賞を受賞した3年後のパフォーマンスですけど、妖しい色気がやばいです。


というわけで、

もうここ数日、寝ても覚めてもファントムの歌声が頭にこびり付いて離れない私でございまして。

うちの娘は以前このミュージカルを全編見たことがあったそうですが、私が繰り返しYouTubeでファントムの映像を見ているのに影響されて自分も見ているうちに、娘もすっかり取り憑かれてしまっています。

犯罪心理学を勉強している娘には、ファントムという人間は非常に興味深いんだそうです。彼は、生まれながらの醜悪な容姿のために母親から愛されず、精神的身体的な虐待を受けながら成長しています。見世物小屋で見世物にされたりして、悲劇的な少年期を経験しています。

生まれた時からずっと残酷な仕打ちに遭い続けた男が、初めて本当に愛した人が自分の母親にそっくりの容姿を持つクリスティーヌ・ダーエだったというわけなんですが。

いやあストーリーもねえ、取り憑かれても仕方がないという…


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