2019年10月11日

逃げる場所があったら

正直な話、私は逃げたくなったことが何度もある。

お母さんという仕事から。

そして、妻という居場所からも。

しかし、逃げたことは一度もない。だって、

逃げる場所がないんだもの!

場所なんてなくても逃げることはできるのかもしれないけど、臆病者の私にそんな度胸はないし。

それに、

やっぱりね、お母さんという仕事からは逃げられません。

だけど、せめて一日二日でいいから、お母さんを休めたら楽になっただろうなと、今でも思う時期がありました。

妻という居場所からは、そりゃあもう何度も逃げたくなったことがあります。「この人と一緒にいたのでは私の人生は苦労だけだ」と思ってね、夫にすっかり愛想が尽きたことが何度かあって。

一時期、暮らしが困窮し始めた頃、夫は私達家族のことなど眼中にないといった様子で、ただもうコミュニティー奉仕活動にだけ夢中になっていたのです。家にいる間はずっと寝ていましてね。あの頃は、夫が双極性障害2型だなどとは思ってもいなかったし、うつだとも考えなかったし。

あの時、逃げる場所があったら、私は子供達を連れて家を出ていただろうと思う。

でもね、オーストラリアには私が逃げていけるような場所がないの。

日本にもないけど。

だから、

逃げたくても逃げることは出来なかった。

そして現在、また逃げたくなっています。お母さんという仕事から。

娘の不安障害はなかなかな良くならないし、息子は毎日引き込もっているし、私は成人した子供達と夫のために、送り迎え・掃除・洗濯・食事の支度・片付け・買い物・草取り・落ち葉掃き… そういう暮らし。

若い頃に、自分の人生をどう生きるかとか考えた時に、こんな暮らしは考えもしなかった。

ホント、どこかに行っちゃいたい!

せめて一週間。


こういう精神状態のせいか夜眠れなくなりましてね、二日続けて睡眠薬のお世話になりました。つい先日は、自分の爆睡ぶりについて記事に書いたというのに。

今日は夫が私のカローラを使っているので、文字通りどこへも行けません。


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