2019年10月7日

人間とは思えぬ美しい男

昨日のお昼前、用事があって外出した時のこと。

狭い道から主要道路に出てすぐ、向こうの方でスケートボードをやっている人がいました。

車道で!

交通量が少ないので、車が途切れた空きを狙って車道でスケートボードをやっているのですよ。

ゴールドコーストあたりでサーフィンでもやっている風の長身のその人、長い金髪をなびかせて滑っておりました。

裸足で上半身は裸、細身の長身で、体型からして若い男に違いない。私が運転する車が近づいて来てもまだ滑っているので、私は必然的に速度を落としました。ギリギリでやっと歩道に避けたその男に向かって、

車の中から聞こえない程度の大きな声で、

こらあ、車道で滑ってんじゃあないよ!

と、叫んだ私の口は塞がらなかったのだった。

その若い男の視線は、私の車の後方から近づく別の車に向けられておりまして、その車が通過した後はまたしばらく滑ることができそうな具合だったんですけど。

なんで口が塞がらなかったか?

それはね、その若い男の顔がね、

同じ人間なのに何故そうなる?

というくらい美しかったからですよ。

皆さん、ティモシー・シャラメという若い俳優をご存知ですか?ご存知でなければ、グーグルしてみてね。

ティモシー・シャラメを金髪のウェイビーロングヘアにして、小麦色の肌にして、それにレオナルド・ダ・ヴィンチの魔法で人間の俗っぽさを無くした感じ。

それに対して、

車の中でお下品に叫んでいた私は、まさに人間の俗っぽさ全開のおばちゃんなのでございました。

でも、

半裸で裸足でしかも車道でスケートボードはイケマセンですよ。


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